米国で組織されている中で最大の映画学会SCMS(Society For Cinema and Media Studies Conference)から、記念すべき50周年の大会をアニメ、ホラー映画など豊かでユニークなメディアカルチャーを持つ日本で是非開催したいと、メディア学部を有する城西国際大学に共催の申し込みがあり、5月21日~24日の日程にて、本学紀尾井町キャンパスで開催する運びとなりました。
SCMS学会は、ジョージ・ルーカスをはじめとするアメリカ映画界の重鎮が支援している映画学会で、世界各国の研究者や映画人約2000名が所属しています。今回、本学キャンパスにおいて、10のスペシャル・パネルと210の発表パネルを開催、そのほか映画に関連する出版、映画会社、テレビ、新聞社が来場し、幅広い交流が展開されます。このような貴重な機会を捉え、日本発で映画における新たな可能性を発信したいと考えています。
世界をリードする日本のアニメ業界。その中から、次世代を担うクリエイターをパネリストに迎え、手描きの作画法と先鋭化されたデジタルプロセスとが混在する、日本のアニメーションの独自の表現の方向性と可能性を探る。
パネリスト |
沖浦啓之OKIURA Hiroyuki (監督・アニメーター) |
安藤裕章ANDO Hiroaki (監督・CGディレクター) |
川崎博嗣KAWASAKI Hirotsugu (監督・アニメーター) |
モデレータ |
黒田昌郎KURODA Yoshio (監督・演出家) |
竹藤佳世TAKEFUJI Kayo (映像作家・城西国際大学講師) |
現代の日本の映画産業の利点や問題点を韓国、中国などアジア諸国の映画産業と比較しながら、現況を浮き彫りにする。ビジネスとしての日本、及びアジアの映画産業が、今後、アジアの映像文化をどのように変えていくのかについても語る。
掛尾 良夫KAKEO Yoshio (キネマ旬報映画総合研究所 所長) |
佐藤 忠男SATO Tadao (映画評論家・日本映画学校校長) |
村川 英MURAKAWA Hide (城西国際大学教授) |
ジェンダーは映像の中でどのように表現されているのだろうか。女性の監督によって、女性の表象はどのように行われるのだろうか。日本、韓国、米国で活躍する女性監督の作品を分析し、そこに描かれる女性たちの今を追い、現代のジェンダー構造を考える。
報告者 |
石島亜由美 ISHIJIMA Ayumi (城西国際大学大学院博士課程) |
林千章 HAYASHI Chiaki (城西国際大学大学院研究生) |
宮崎紗英子MIYAZAKI Saeko (城西国際大学大学院研究生) |
柴崎小百合 SHIBASAKI Sayuri (城西国際大学研究員) |
コーディネータ |
川野有佳 KAWANO Yuka (城西国際大学助教) |