学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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「中山大学嶺南学院・学校法人城西大学物流・サプライチェーン研究センター」設立式典と「設立記念物流・サプライチェーンフォーラム」が開催されました

平成21年3月26日、広東省中山大学キャンパス中山大学嶺南堂において「中山大学嶺南学院(大学)と学校法人城西大学物流・サプライチェーン研究センター」の開設式典が開催されました。この研究センターは中山大学嶺南学院の物流研究科と城西大学の物流研究グループが物流・サプライチェーンに関する共同研究を推進する拠点となることを目的に設立されました。このセンターはすでに学校法人城西大学現代政策研究センター内に設立した城西大学・中山大学嶺南学院物流研究センターと連動して中山大学嶺南学院において開設されたものです。

今、広東省では今後の産業政策の中で物流業が10振興産業の一つに指定され、広東省における物流基盤整備と物流効率化を通して、広東省における産業立地競争力を強化することを政策課題として推進していくことになりました。この研究センターでは本学の物流・ロジスティクス研究と中山大学嶺南学院のロジスティクス研究のノウハウと知恵を糾合してこうした課題に応えていくことになりました。特に広東省には多くの日系企業が進出していることから広東省の物流政策の展開を受けて、日中間におけるシームレスで効率的な物流のあり方を中心に研究していくことになりました。またそれぞれの大学院レベル、企業間での人的交流についても活発に展開していくことになりました。

開設式典後引き続き「中山大学嶺南学院物流・サプライチェーン研究フォーラム」が開催され、9テーマの報告とディスカッションが行われました。中国物流連合会の戴定一副会長、教育部高等学校物流教育指導委員会主任の黄有方教授、香港中文大学張恵民教授等の報告に加え日本からは城西国際大学副学長の野澤建次教授から「日本における物流政策の推移と今後の展開」、城西大学教務部長福島和伸教授から「日本における物流人材育成のための講習制度と資格制度」、三井物産ロジスティクスマネジメント(株)の東範男社長から「日本における3PL戦略の現状と展開」の報告をいたしました。

質疑応答では中山大学嶺南学院大学院生や物流企業から多くの質問が出され、日中の物流問題について活発な議論が展開されました。

今後、両研究センターでは毎年日・中・韓物流フォーラムを開催し、東アジアの物流革新に貢献していくとともに、広東省と日本をつなぐサプライチェーンのあるべき方向、研究者間の相互研修等を積極的に展開してまいります。


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