学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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ハンガリー共和国大統領が本学にて特別講演

12月3日(木)、ハンガリー共和国のショーヨム・ラースロー大統領閣下が、本学紀尾井町キャンパスをご訪問され、特別講演および学生たちとの交流を行われました。

午後3時にご到着された大統領は、最初に、水田宗子理事長や本学理事・諸先生方とご懇談されました。観光学部の学生たちが、おもてなしのお茶をハンガリー語とともに出すと笑顔で応じられました。

水田理事長からは、大統領の来学を歓迎し、本学とハンガリーとの交流のこれまでの紹介、ハンガリーの元大使お二人が本学客員教授を務めておられ、ハンガリーの歴史や文化も教育していること、大統領来学を記念しての奨学金の創設の発表、そして、本日いただくご講演が、新しい時代を構築しつつある日本にとっても非常に示唆深いものと楽しみにしていますと挨拶がありました。

大統領は、大学は私の本来いるべき場所という気がして大変うれしいです。日本・ハンガリー友好140周年記念という節目の年にいただいた奨学金は忘れられないものとなりました。城西大学には、これからの両国交流のモデルロールとなってほしいですし、また個人としても今後、城西大学とハンガリーとの交流促進をサポートしていきたいとお話になりました。

 

ショーヨム大統領をお迎えして

ショーヨム大統領をお迎えして

理事長挨拶

理事長挨拶

 

大統領挨拶

大統領挨拶

記念品の贈呈

記念品の贈呈

その後、学生や先生方で満席の地階ホールへ移動されセレモニーおよび特別講演に臨まれました。

まずハンガリーのセント・イシュトヴァン大学との学術交流協定調印式が行われ、大統領ご臨席のもとショルティ学長と水田理事長による協定書の交換を行われました。セント・イシュトヴァン大学は同国の農業教育、観光教育を牽引し、また社会科学分野でも知られた同国を代表する総合国立大学です。

セント・イシュトヴァン大学と調印

セント・イシュトヴァン大学と調印

セント・イシュトヴァン大学へ調印記念品の贈呈

セント・イシュトヴァン大学へ調印記念品の贈呈

続いて、水田ハンガリー奨学金の発表および水田理事長からボハール駐日大使への目録贈呈が行われました。この奨学金は、大統領来学を記念し、経営、観光、環境、国際文化、ITなどの分野でハンガリーから本学へ留学する学生に対し、学費、渡航費、滞在費等の支援を行うもので、この奨学金を利用してより多くのハンガリー人留学生が本学で学ぶことを願い、設立いたしました。

ハンガリー奨学金贈呈

ハンガリー奨学金贈呈

大統領の特別講演は「法による革命:ハンガリーの民主化から20年」と題し、民主主義体制への移行時に法学者として市民運動に積極的に関与し、憲法裁判所の設立及び初代長官として活躍されたご自身の経験談を基に、大変興味深い講演をお聞かせいただきました。 講演後は、両大学の学生から活発な質問があり、大統領は、その一つ一つに丁寧に答えられました。

講演する大統領

講演する大統領

講演会の様子

講演会の様子

質問をうける大統領

質問をうける大統領

講演後は、場所をカフェに移し、本学学生との交流会にご参加。大統領は、この交流会を大変楽しみにしておられたとお聞きしました。交流会には、ハンガリー語履修学生、ハンガリーへの短期研修参加学生、ハンガリーへの日本語インターンシップ参加学生、ハンガリー人留学生など20数名が参加し、ハンガリーに関する質問をはじめさまざまな質問がなされ、和やかな雰囲気で予定時間を超えて歓談が行われました。最後には、大統領からハンガリー語教材の贈呈を受け、本学学生からも記念品が大統領に渡されました。最後に、学生がお願いし、本学図書館に寄贈された大統領のご著書にサインもいただきました。

交流会の様子

交流会の様子

著書にサインをする大統領

著書にサインをする大統領

本学では、ブダペストへの短期研修派遣、遠隔中継による学生同士の交流、ハンガリー作家の講演会などハンガリーとの活発な交流を実施しており、ハンガリー語履修生は230名を超えています。大統領のご訪問を契機として、さらに交流の活発化を進めていき、日本とハンガリーの架け橋となる人材を育成していくよう力を尽くします。

 ハンガリー大統領府公式ページにて本学関係の写真が、9,10で紹介されています。
  http://www.keh.hu/20091203_japan_second_day.html


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