学校法人城西大学名誉理事長水田清子先生の句集「九十九里」の出版を記念し、そのお祝いの会が2010年7月8日、紀尾井町キャンパスで開かれました。これは、第五句集となります。
会場には、水田名誉理事長とご縁の深い方々をはじめ俳句関係のみなさま約50人が集まりました。水田理事長は「今回の句集を開いてみて、句にかけていた母の気持ちがよくわかりました。母は良い師、良い俳句友達を得て、仕事においての励ましとし、ともに歩んできたのだと思います。こうして多くの人に集まっていただき、母は幸せです」と感謝の気持ちを述べました。
会場には、水田名誉理事長が城西国際大学において、俳句会を指導している写真が飾られました。その姿に語りかけるように社団法人俳人協会会長の鷹羽狩行氏が「清子先生の句は『九十九里』のようにスケールが大きくおおらかさを感じます。句を読めば読むほど深い味わいがあります」と語りました。鷹羽氏は「九十九里」に「涸るることなき泉」という序文を寄せられています。
続いて名誉理事長の長女である橋本整子さんが「母は句会を楽しみにしておりました。時間を忘れるくらい俳句が好きでもありました。本日のこの会のことを母に伝えます」と述べました。
名誉理事長が同人会長を務めている結社「朝」からは、岡本眸先生の代理として、松岡隆子先生が「朝」における名誉理事長のご功績などを、そしてまた、城西国際大学俳句会からは、木村宣子さんが名誉理事長の俳句における指導の厳しさをエピソードとともに語り、大変なごやかなお祝いの会となりました。
水田理事長あいさつ
鷹羽狩行先生よりあいさつ
会場の様子