学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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JICPAS公開講座 ヘルシンキ大学 R. ミエッティネン教授講演・
【国家イノベーション:フィンランドから何を学ぶか】

平成22年11月24日に、フィンランド・ヘルシンキ大学からレイヨ・ミエッティネン教授を講師として迎え、紀尾井町キャンパスにおいてイノベーションと国家政策に関する公開講座が開催されました。当日は、城西国際大学大学院国際アドミニストレーションの院生を中心に、城西大学院生、一般社会人の方々を含む約40人の受講者が参加し、1時間半に渡り、ミエッティネン教授の講義と、静岡県立大学大学院講師森勇治先生の通訳と解説、最後に受講者との質疑応答が交わされました。

イノベーションは現代の経営学における重要な概念として、すでに様々な角度から研究がすすめられている分野で、城西国際大学大学院国際アドミニストレーションや城西大学大学院経営学研究科にもビジネス・イノベーションの科目が設けられ、活発な研究、教育活動が行われています。フィンランドは、技術革新の商業化として展開されたイノベーションの考えを、地域活性化や教育などの分野にまで適用し、国家政策として取り入れた最初の国として知られています。

ミエッティネン教授の講義では、国家イノベーションシステムと産業イノベーション研究および政策立案との関連に加えて、総合学習制度などの教育政策の重要性が指摘されました。また、社会的弱者の排除政策の不合理性、第2次福祉社会の到来など、社会心理学からの新しい分析方法が紹介され、最後に受講者の質問に応じて講座を終了しました。

受講者との質疑応答

受講者との質疑応答

ミエッティネン先生を囲んで

ミエッティネン先生を囲んで


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