2011年1月20日千葉市生涯学習センターにて、千葉県男女共同参画推進連携会議全体会が開催されました。参加者は、約200名で、大変熱気のある集まりとなりました。冒頭、千葉県男女共同参画推進連携会議会長を務める綿貫弘一氏（千葉県経営者協会会長）・坂本森男千葉県副知事より、それぞれに活動に取り組んでいる皆さん方への感謝と全体会議において、情報交換や啓蒙活動となるようにと願っていますという挨拶がありました。

その後、男女が共同して参画することのできる環境づくりに積極的に貢献している事業所3つに千葉県より「奨励賞」の表彰がありました。それぞれに女性が働くことにたいし、こまやかな工夫と配慮がなされていることが評価されてのことでした。引き続き、3部会から部会活動の報告がなされました。

今回の講演は、「誰もが働く幸せを実感できる社会づくりを目指して」と題し、日本理化学工業株式会社取締役会長の大山泰弘氏が、いかにして、チョークメーカーである日本理化学工業において、従業員76名のうち56名の知的障害者を雇用するにいたったか、そして、それは、何を自分たちのもたらしたかという話がありました。

最後に千葉県男女共同参画推進連携会議の副会長を務める水田宗子氏（学校法人城西大学理事長）が、「現在は、格差社会と言われていますが、障害者差別、性差別、人種差別、などさまざまな差別がまだまだ存在します。しかし、このように男女共同参画推進連携会議も継続的に開催され、部活動も活発になされていることが、地道ではありますが、大切なことだと確信しています。これから、千葉県における男女共同参画推進活動のさらなる進展を願います。」と挨拶しました。