2011年2月23日、45周年を記念したシンポジウムが、紀尾井町キャンパスにて開催されました。「日本経済・危機からの脱出に向けて」をテーマに、150名を超える参加者を迎えました。
今回のシンポジウムでは、国内外から経済の各分野の第一線で活躍されている、東京証券取引所代表執行役社長 齋藤惇氏、株式会社日本格付研究所代表取締役社長 内海孚氏、国際金融情報センター顧問 大場智満氏、韓国・中央大学校経営大学教授 金東淳氏の4氏をお招きし、日本経済の危機からの脱出の道を探っていただきました。
シンポジウム前半では、日本経済の危機とその脱出策について、齋藤氏には証券市場の分析を通して日本経済の再生・活性化の方策、内海氏には国際金融の面からみた日本経済の再生策、大場氏には財政面、国際金融面から、特に最新の情報とユーロ危機の分析を通して再生の道を提言いただき、前半の最後に金氏から韓国経済の再生とその後の躍進策についてご講演いただきました。
後半のパネルディスカッションでは、霧島和孝現代政策学部教授をコーディネーターとして議論されました。
今回のシンポジウムでは、日本経済が「失われた20年」からいかに脱却できるか、その道筋を探っていただきました。日本経済の危機からの脱出に際して、急速に拡大する新興国市場をいかに取り込めるか、いかに財政再建を図れるかが課題となるでしょう。
講演する東京証券取引所社長 齋藤惇氏 |
ディスカッションの様子 |