
上野の東京国立博物館で5月1日(日)から6月12日(日)まで開催の特別展「写楽」に、学校法人城西大学水田美術館所蔵の東洲斎写楽の錦絵2点が出品されています。《岩井喜代太郎の鷺坂左内妻藤波と坂東善次の鷲塚官太夫の妻小笹》は、無名の写楽が28枚の豪華な雲母摺の大首絵で突然デビューを果たした第1期のうち、現存数の稀な1図です。《嵐龍蔵の奴浮世又平》は役柄の性格を全身で表した第2期の優品。写楽作品の中でも2点はとりわけ貴重であるため、東京国立博物館から本学へ貸し出しの依頼があったものです。
写楽の全貌を明らかにする空前絶後の展覧会ですので、ぜひ会場に足をお運びください。
東京国立博物館ホームページhttp://www.tnm.jp/
東洲斎写楽《岩井喜代太郎の鷺坂左内妻藤波と坂東善次の鷲塚官太夫の妻小笹》
寛政6年(1794)、大判錦絵 *5/22まで展示
東洲斎写楽《嵐龍蔵の奴浮世又平》
寛政6年(1794)、細判錦絵 *5/24から展示