東日本大震災から2カ月を迎えた5月11日、紀尾井町キャンパスで、首都直下型地震を想定した避難訓練が行われました。
「東京湾北部を震源とするM7・3の規模 キャンパス及び周辺は震度7の激しい揺れ・停電・館内の全エレベ-ターが停止し、階段の一部が損傷などの被害が出た」という想定で、午後2時半に「大地震が発生しました」という館内放送ともに訓練がスタートしました。
館内放送では日本語と英語で①素早く机やテーブルの下に身を隠す②窓ガラス付近、落下物のおそれがある場所を避ける③教室のドアを開ける――を呼びかけました。
このあと、待避・避難訓練に移りました。この時点で、授業などで紀尾井町キャンパスにいた学生は約350人。ヘルメット姿の水田宗子理事長ら教職員は教室、研究室、食堂、廊下などから学生を誘導し、1階の受付前の安全なスペースに避難させました。
今回の訓練は、「発生した瞬間に身を護るなどの素早い対応の習得」、「職員がそれぞれの分担に応じ、学生を誘導できたか」、「避難後の人員の確認とエレベーターなどに閉じ込められているケースにどう対応するか」を重点目標に行われました。東日本大震災後、初めての避難訓練でしたが、「過度に慌てて避難することは避けなければならないが、誘導の練度をさらに向上して、より迅速に短時間で避難完了できるよう、日々訓練を継続することが重要」との指摘がありました。
避難訓練スタートの様子 |
学生の誘導・待避の様子 |
退避先 1階エントランスにて