2011年6月18日ハンガリー訪問団一行は、シュディ・ゾルタン元在日ハンガリー大使ご夫妻の紹介を得て、アール・ヌーヴォー建築としても知られる、国立のブダペスト応用美術館(日本では工芸美術館と記述されることもあります)を訪問しました。ハンガリーの鬼才建築家、レヒネル・エデン(1845-1914年)の設計により19世紀末に完成した建物で、アール・ヌーヴォー建築、デザイン史における重要な建築物の一つと言われています。
エントランス天井は、ハンガリーが誇るジョルナイ工房が、精根をこめて作成したタイルで装飾されています。建物内部は、インド・ムガール様式も一部取り入れられていました。
応用美術館のタカーチ・イムレ(Takacs Imre)館長、ホップ・フェレンツ(HOPP FERENC)美術館にあるファイェシャク・ジェルジ(Fajesak Gyorgyi)東洋美術部門代表と本学美術館の特徴である浮世絵や日本美術について、深く話が交わされ、城西国際大学に学芸員取得コースについて話が及ぶと、インターンシップとして喜んで学生を受け入れますとの提案もあり、今後の交流の展開が楽しみです。
その後、館内にある秘蔵の東洋美術コレクションを案内いただき、2000枚にもおよぶ浮世絵コレクション、根付、鍔や中国・韓国のコレクションなどを見せていただきました。
応用美術館玄関で館長と ジョルナイの天井が美しい
応用美術館内部 |
応用美術館写真 |