2011年10月13日、ハンガリー大使館にて、本学のハンガリー留学生の歓迎会が開かれました。これは、城西大学、城西国際大学へハンガリーから「水田宗子ハンガリー奨学金」による学生が入学してきたことをうけ、昨年に引き続きハンガリー大使館が開催してくださったものです。

今年の歓迎会には、城西大学から5名、城西国際大学から13名のハンガリー留学生と、両大学からハンガリーに留学経験のある日本人学生および、ハンガリー語を学習している学生合計9名を加えた総勢27名の学生が招待されました。 大使館からは、この度新たに就任されたセルダヘイ・イシュトバーン特命全権大使、ゲレエシュ・イシュトバーン公使、カールマン・アンドレア二等書記官等の他、多くの大使館関係者が参加され、ハンガリー料理が振舞われる中で交流しました。

セルダヘイ新大使は、学生時代日本に留学の経験があり、帰国後エトヴェシュ・ロラーンド大学で日本学科長も務められた、ハンガリーにおける日本学の草分け的存在として知られています。そのため、城西へ留学してきた学生たちの中にも多くの教え子がいました。大使はご挨拶の中で「私も若い時に、皆さんと同じように日本に留学して、大変貴重な経験をしました。そして、いつの日かハンガリーから多くの学生が日本の大学に留学してさまざまなことを学び、それを活かして広い分野で活躍するようになることが、私の夢でした。今日、両大学に留学している多くの学生を目の当たりにして、まさに私が夢見ていたことが実現した思いです。」と感慨深げにおっしゃっていました。 また、水田宗子理事長からは「大学教授でもあられたセルダヘイ大使のご就任を心よりお祝い申し上げます。本日はこのように素晴らしい歓迎会を開催してくださり、誠にありがとうございました。一年一年、学生たちが成長し、日本とハンガリーとの交流が深まっていることを嬉しく思います。」との挨拶がありました。

その後、新入学生の紹介と「城西・ハンガリー学生親善交流大使」の2名が学生代表としての挨拶の後、和やかな雰囲気で交流会が始まりました。また会の中で、奨学生の一人で、セルダヘイ大使の教え子でもある城西国際大学院のバーリアント・アンナ・エルセベトさん（エトヴェシュ・ロラーンド大学）が、ハンガリー大使館でのインターンシップが決定したことも紹介されました。

そして最後に、今回の御礼と今後の一層の交流強化を祈念して、理事長より、千葉県の伝統工芸品に指定されている「上総角凧　鯉金」を大使に贈呈して歓迎会を締めくくりました。