学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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ポーランド大統領夫人が来学しました

2012年4月12日、ポーランド共和国 アンナ・コモロフスカ大統領夫人ご一行が学校法人城西大学の東京紀尾井町キャンパスに来学し、水田理事長と会見しました。
    本学は、中期目標でグローバル人材の育成に向けた国際交流活動強化を掲げハンガリーやポーランドなどの中央ヨーロッパの国々との学術交流を積極的に深めており、本年2月にはポーランド大使も来学しました。今回の来学は初来日した大統領夫人の公式行事として実現したものです。今回は大統領夫人の他、ポーランド人道アクション理事長のヤニナ・オホィスカ氏、ポーランド大統領局副局長、ポーランド大使が来学しました。

会見の中で水田理事長は、「東日本大震災時にはポーランドから日本への温かい支援と励ましの言葉をいただき、本当に感謝しています。これまで本学はポーランドと積極的に交流し、10月にはポーランドから留学生を迎えることになりましたが、今回の大統領夫人の来学により今後ますます交流を深めたい」と述べました。
    大統領夫人からも「学校法人城西大学とポーランドの大学との交流が活発に進んでいると聞き、大変嬉しい。今後は城西大学からポーランドへの留学生も含めて、さらに両国の交流が活発になることを期待している」と話がありました。

会見後、地下ホールにて大統領夫人とオフィスカ理事長の講演が行われました。
    最初に大統領夫人から、国連の「児童の権利に関する条約」制定の基となったポーランドの「こどもの権利の活動家-ヤヌシュ・コルチャック先生」に関する講演をしていただきました。大統領夫人は、こどもの権利の創始者であるコルチャック先生の思想と活動を紹介するとともに、夫人が推進している日本・ポーランド両国の団体等による東日本大震災被災者への支援活動「絆の架け橋」プロジェクトの活動内容についても触れ、「これを機会に、コルチャック先生やポーランドのことをぜひ深く知ってほしい」と述べました。
    つづいて、オフィスカ理事長より「女性のリーダーシップとポーランド人道アクションの活動」と題した講演が行われました。“ポーランド人道アクション(PAH)”は、紛争・自然災害・貧困等により人道的支援を必要とする世界の国々に出向いて活動を行う組織で、1992年の設立以来、コソボ紛争やチェチェン紛争等、アフガニスタン等に使節団を派遣し、さまざまな人道支援を行なっています。オフィスカ氏はその理事長として積極的に活動を推進しており、講演では同組織の設立目的や経緯、これまでの世界各国での活動内容に加え、昨年の東日本大震災で被災した気仙沼での幼稚園の再建活動等を具体的に紹介しました。
    講演には福祉を幅広く学んでいる城西国際大学福祉総合学部の学生をはじめ両大学から多くの学生等が出席して熱心に講演に耳を傾け、質疑応答でも積極的に質問が出ていました。
    そしてその後に行われたレセプションでは、海外からの留学生を含む両大学の学生達が大統領夫人やオフィスカ理事長、大使らと和やかに歓談し、国際的な雰囲気の中で両国の交流と理解を深めました。

2009年が日本・ポーランド国交樹立90周年という節目の年だったこともあり、特に近年日本でのポーランドの歴史・文化・学術に関する関心が高まっています。本学でも、日本に大変馴染みの深いポーランドの偉人であるキュリー夫人のパネル展開催などが城西大学および城西国際大学で行われる予定です。
    本学は、ポーランドとは2011年9月にポーランド日本情報工科大学と学術交流協定を結び、同大学より初の留学生がこの10月に来学予定です。

今回の大統領夫人の公式訪問を機に、今後の本学とポーランドの大学との交流がより活発に進むことが期待されます。

 

挨拶する水田理事長

挨拶する水田理事長

挨拶する大統領夫人

挨拶する大統領夫人

 

大統領夫人ご一行との記念撮影

大統領夫人ご一行との記念撮影

講演される大統領夫人

講演される大統領夫人

 

講演されるオフィスカ理事長

講演されるオフィスカ理事長

オフィスカ理事長の講演の様子

オフィスカ理事長の講演の様子

熱心に講演を聴く参加者

熱心に講演を聴く参加者


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