2012年10月3日、タイの「泰日経済技術振興協会」（Technology Promotion Association (Thailand-Japan)、略称TPA）のプラユーン・シオワッタナー（Asst. Prof. Prayoon Shiowattana）会長が来学し、水田宗子理事長と面会した後、学校法人城西大学と同協会は「連携協力に関する合意書」を締結しました。
    本件は、本学のイノベーションセンター 土居征夫所長が推進する国際的な産学連携・人材育成活動の一環として実現したものです。

泰日経済技術振興協会は、元日本留学生・研修生が中心となり、タイ国の経済発展のため、日本からタイへの最新技術と知識の移転・普及、人材育成を行うことを目的に1973年に設立された公益法人です。そして設立以来、日本の産業育成のノウハウを用いた産業セミナーや工業計測、語学講座など、タイの中で日本の生産、生産管理技術を導入し、着実に成果を上げています。また、同協会は「日本型ものづくり大学」を目指して2007年に設立された泰日工業大学（Thai-Nichi Institute of Technology）の母団体でもあります。

本学は、中期目標でグローバル人材の育成に向けた国際交流活動強化を掲げて世界の様々な大学と積極的に国際交流を深めており、最近では特に中欧やアジアでの国際交流を強化しています。

今回のプラユーン会長と水田理事長の会見で、今後両機関で教職員や学生・研修生の交流や語学研修、両国文化交流などのグローバル人材育成に関する諸事業に取り組む他、両機関での共同研究や両国の中小企業関係者の相互交流などにも取り組んでいくことを確認しあい、合意書に締結しました。

今回の合意を契機に、今後、本学とタイの大学の間でさまざまな学術交流が始まることが大いに期待されます。