2013年3月12日、第1回ASEANフォーラムJOSAIを学校法人城西大学イノベーションセンター主催にて東京紀尾井町キャンパスで実施しました。マレーシア投資開発庁東京事務所Mohamad Hashim所長、マレーシア・マネジメント＆サイエンス大学（MSU）Ali Khatibi教授（講演順）が講師としてお越しくださり、「新しいサプライチェーンマネジメントへのマレーシアの挑戦」について講演されました。

Mohamad Hashim所長の講演では、マレーシア投資開発庁（MIDA）の紹介とその役割について説明があり、マレーシアの経済、投資政策と機会、地域市場の潜在力に加えてマレーシアにおける日本の存在感について説明されました。Mohamad Hashim所長はマレーシアの地域市場の潜在力を高く評価しており、その理由に政治的・経済的安定性、ビジネスに積極的な政府、リベラルな投資政策、政策の透明性などを挙げ、今後ASEANを通じて経済的な発展を図ることの重要性を指摘しました。

Ali Khatibi教授の講演では、物流に関する基本的機能についての説明から始まり、事例を通じてさまざまな種類のサプライチェーンマネジメントが紹介されました。Ali Khatibi教授は、現在のサプライチェーンは20年前のものとは全く異なっていると指摘し、経営状態の良いサプライチェーンとは企業の総合的な健全性と直接関係にあり、あらゆる企業戦略と事業計画の一部として行うことが重要であると締めくくりました。

両講演とその後の質疑応答には、城西大学・城西国際大学の大学院生に加えて一般企業からの参加者も合わせた約70名の熱気が反映され、大盛況の講演会となりました。第2回のASEANフォーラムJOSAIの日程は近日公開予定です。