学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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日本薬剤学会 第28年会で杉林堅次教授が学会賞を受賞しました

2013年5月23日~25日に名古屋で開催された公益社団法人日本薬剤学会の第28年会にて、杉林堅次 城西大学副学長、城西国際大学副学長が学会賞を受賞し、受賞講演を行いました。

日本薬剤学会は、薬剤師・研究者・技術者・産学官の諸分野で薬剤学に関心のある個人や団体で構成されており、薬剤学の進歩及び普及をはかり科学、技術、文化の発展に寄与することを使命としています。学会賞は本会が与える賞の中で最も大きな賞です。わが国における製剤学、薬剤学、製剤技術、医療薬剤学の進歩発展に著しく貢献した研究者の功績を顕揚することを目的としており、毎年1名が選ばれます。

学会賞の受賞タイトルは「薬物の経皮吸収性の評価と制御」でした。杉林教授は、皮膚に塗ったり貼ったりした薬が、どのような経路をたどって皮膚中に浸透していくのかを明らかにするとともに、皮膚中や体内に入る薬物量を予測する方法論を確立しました。その研究成果は、塗り薬や貼り薬、さらには機能性化粧品の研究開発に頻繁に応用されていくことが大いに期待されます。

なお、杉林教授は、今回、同学会の優秀論文賞もあわせて受賞しました。同賞は、「薬剤学」および「Journal of Drug Delivery Science & Technology: JDDST」の学会誌としての質の向上を図ることを目的に年1~2名に与えられるものであり、杉林教授が同賞を受賞するのは今回で4回目となります。今回の受賞論文は「Yucatan micropig皮膚を介したin vitro透過性からニコチンテープまたはリドカインテープをヒトに適用後の血中濃度の予測」で、大正製薬の武内博幸氏との共同研究です。

学会賞を受賞した杉林教授(中央)

学会賞を受賞した杉林教授 (中央)

(参考)

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