2013年6月14日、「大連理工大学名誉教授号の授与をお祝いする会」が東京紀尾井町キャンパス3号棟にて開かれました。
   本会は、学校法人城西大学 水田宗子理事長が2013年5月27日に中国・大連理工大学より名誉教授を授与されたことを記念して、村井隆 学校法人城西大学顧問、井上明久 同理事長特別顧問、森本雍憲 城西大学学長、柳澤伯夫 城西国際大学学長、武富紘人 学校法人城西大学事務局長らを発起人として企画されたもので、当日は発起人をはじめ、学内外の関係者や招待者など、約150人が出席してお祝いしました。

大連理工大学は、1949年に創立された全国重点大学で、理工学部だけにとどまらず、経済、商学、中文、外文などの文化系学部も併せ持ち、全日制学生24,000人を有する中国を代表する大学です。
   これまで同大学の名誉教授称号は、世界のさまざまな分野の優れた研究者に授与されており、日本では、ノーベル賞を受賞した野依良治先生、鈴木章先生、根岸英一先生らをはじめとして、学校法人城西大学では、村井隆顧問や井上明久理事長特別顧問らが授与されています。

本学では、2007年度より水田理事長を団長とする訪問団が大連理工大学を毎年継続的に訪問しており、さまざまな交流を図ってきています。2008年には、当時の大連市長夏徳仁氏に城西大学より大連理工大学との共同研究である「大連市における大連経済特区の実態調査研究」の成果を手交しました。2011年には埼玉県と共同で、中国市場進出を検討する企業の若手人材育成および、企業誘致を目的とした大連研修プログラムを、翌2012年には「JOSAIグローバル女性人材育成プログラム（JEWEL）を制定し、大連にて中国進出企業・企業事例の研究・政治、経済、産業等の研修を大連市政府、大連理工大学とともに開催するなどして、大連市ならびに大連地域の経済発展に寄与しました。また教育面においても、城西大学と大連理工大学管理学院との連携によるJMBA制度を通じたレベルの高い経済経営教育の展開や、2010年に本学と大連理工大学、大連外国語学院、東北大学との連携により開設した日中連携大学院により大連理工大学にて教職に就かれている日本語教員の博士号取得を促進するなど、顕著な教育効果をあげました。さらには、多数の留学生の受け入れや、両大学のインターンシップによる学生研修の実施、日中短詩協会の設立、水田桜寄贈による文化活動の促進にも寄与しました。こうしたさまざまな交流を通じて、水田理事長の両学の国際教育発展への多大な貢献・実績が高く評価され、今回の名誉教授授与となったものです。

会は、まず最初に、発起人の一人である城西大学　福島和伸先生より会の趣旨説明があった後、村井先生より本学と大連との交流の歴史についてお話がありました。ひき続いて、城西国際大学の倉林眞砂斗副学長より、日中連携博士課程およびJMBAプログラムについての概要説明やこれまでの実績等が紹介されました。
   その後、大連市政府日本駐在総代表の王新氏から祝辞をいただくと共に、本学に産学連携等でご協力いただいている企業の方々などのご来賓の方々を紹介しました。

また、歓談を挟んでのスピーチでは、日中連携大学院学生で、この春に初の博士号を取得した大連外国語大学准教授の王梅さんや、JMBAの学生代表として大連理工大学の張　彦博さん、城西大連学友会を代表して副会長の李洪迪さんが理事長にお祝いと感謝の言葉を送りました。
   そして、水田理事長より「これまで一生懸命取り組んできた大連理工大学と学校法人城西大学との絆と連携教育の深まりと発展を評価いただいて、栄誉ある名誉教授の称号を先日大連理工大学よりいただきました。そして、本日これほど多くの皆様に祝っていただき、大変光栄です。今後も両校の発展と日中友好の架け橋となるグローバル人材の育成に力を尽くしていきます」と挨拶しました。

最後に、森本学長より水田理事長に記念品贈呈、両大学や日中連携大学院学生等より花束の贈呈が行われ、柳澤学長の締めの言葉で祝賀会は盛況のうちに終了しました。

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• 「水田理事長が大連理工大学より名誉教授を授与されました」　（2013.5.27）