2014年11月25日、学校法人城西大学の水田宗子理事長が会長に就任した日本スウェーデン協会（名誉総裁・常陸宮正仁親王殿下）の年次晩餐会が、東京都港区虎ノ門のホテルオークラで開かれました。

今年2月に会長に就任した水田理事長は挨拶の冒頭で「今年は6年ぶりに日本人3人がノーベル物理学賞を受賞され、協会としても大変喜ばしく思っております」と述べました。その後、25年間にわたって会長を務め、昨年1月にお亡くなりになったセイコーホールディング名誉会長、服部禮次郎氏の功績に触れ、悦子夫人に感謝状を贈呈しました。最後に「微力ながら協会の発展のために力を尽くしてまいりたい」と結びました。

新スウェーデン大使で名誉会長のマグヌス・ローバック（Magnus Robach）氏はスピーチで「2018年に日本とスウェーデンは国交樹立150年の記念すべき節目を迎えます。新会長のもと私たちの関係はとても強く固いものになると思います」と述べました。2008年にノーベル物理学賞を受賞した名誉会員の小林誠・日本学術振興会学術システム研究センター所長のスピーチに引き続き、乾杯に移りました。

晩餐会には前日本経済団体連合会会長の米倉弘昌・住友化学相談役、常盤豊・文部科学省研究振興局局長、朝比奈豊・毎日新聞社社長の方々ら約80人が出席、和やかに歓談しました。

日本スウェーデン協会は「両国民の親睦を深め、文化・経済関係の促進に寄与する」ことを目的に1929（昭和4）年に設立されました。2014年11末現在の会員数は名誉会員19人、個人会員73人（スウェーデン人会員13人、日本人会員60人）、法人会員33。定時総会のほか、懇親パーティー、スウェーデン要人の来日の際の歓迎行事などを行っています。事務局は学校法人城西大学に置かれています。