水田宗子理事長を団長とする学校法人城西大学一行《北村幸久(理事長室室長)、石田益実 (副学長・観光各部教授)、杉林 堅次(大学副学長・薬学部スーパーバイザー)、川野有佳(准教授、国際交流学科)、Jordan Smith(准教授、国際文化学科)、Romain Duchesnes(助教、メディア学部)》は、2015年1月23日~31日の日程で、マレーシア、ベトナムを訪問しました。
マレーシアでは、24日、首都クアラルンプール郊外のShah Alamにある姉妹校のManagement and Science University(MSU)を訪問しました。水田理事長は、長年の研究業績・女性の地位向上に対する取り組みが評価され、同大学から名誉博士号をいただくことになり、その授与式が行われました。水田理事長には、同大学の理事長でもあるRaja Permaisuri Agong Tuanku HAJJAH Haminah王妃陛下から名誉博士号が授与されました。
水田理事長は「MSUと城西大学・城西国際大学は、経済、経営、観光を中心とした実務に即した文系社会学部と健康・医療系を中心とした医療・理系学部が総合的に構成されており、教育目標が非常に近いものでした。MSUと城西はお互いに協力し合って、マレーシア・日本、アジア、そして世界のリーダーとなって、社会を牽引する人材を育成していけるのではないかと考え、交流が始まりました。学生交流は、2012年度から始まり、本学からのべ65名の学生が、貴学で学んでおります。また、MSUから本学へはのべ34名に学生がきており、現在12名の学生たちが、薬学部において学んでいます。この名誉博士号が、私にとってきわめて名誉なことであり、大変うれしく思っているということをお伝えしたいと思います。今日から、私は、MSUのメンバーとなりましたので、今後、両学の交流をさらに推進してまいりたいと考えます」と受賞の喜びの言葉を述べました。
王妃と水田理事長 |
王妃より名誉博士号を授与される水田理事長 |
王妃から名誉学位を授与される水田理事長
25日には、水田理事長らは、首相を22年間もつとめたマハティール・ビン・モハマド氏(Mahathir bin Mohamad)の自宅を表敬訪問しました。同氏は、首相時代にASEAN(東南アジア諸国連合)のリーダーとして地域の活性化に活躍、日本の経済成長を見習おうという「ルックイースト政策」を推し進め、マレーシアの国力を飛躍的に増大させた方です。
学校法人城西大学は、水田三喜男・元蔵相が1965年に創立して以来今年で50周年を迎えます。その記念事業の一環として、内外から世界的に影響力のある方、優れた研究業績を残された方、20世紀後半の社会文化の発展に素晴らしい業績を残された方などをお招きし、グローバル人材養成に資することを目的とする水田三喜男記念「グローバル・レクチャー」シリーズを4月からスタートさせます。席上、水田理事長は、マハティール氏にその出席をお願いしました。マハティール氏は、本学での講演をお引き受け下さる、とのことでした。
マハティール氏宅で
このあと一行は、ベトナムに向かいました。ベトナムの訪問目的は、4つの大学との学術交流協定締結と高校生ら若い世代に日本、本学の魅力を紹介し、「日本に学ぶ」意義について説明することでした。
最初の訪問地のホーチミンでは、Ho Chi Minh City University of Transport(ホーチミン市交通大学)▼Ho Chi Minh City University of Technology and Education(ホーチミン市技術師範大学)▼Ho Chi Minh City University of Technology(HUTECH・ホーチミン市工業大学)の3大学、ハノイでは、ベトナム屈指の大学であるForeign Trade University(貿易大学)を訪問しました。
水田理事長は、それぞれの学長との間で学術交流・交換留学について協定書を交わしました。各大学からは「日本語教師を派遣してほしい」、「城西から短期留学生を受け入れる共に、ベトナムからも留学生を送り出したい」などの要望が寄せられました。
ホーチミン交通大学にてミーティング |
ホーチミン交通大学で調印式 |
ホーチミン交通大学調印式にて |
交通大学が貢献している地下鉄展示場にて |
ホーチミン交通大学 |
ホーチミン交通大学国際交流センターにて学生と |
ホーチミン技術師範大学での調印式 |
ホーチミン技術師範大学にて記念撮影 |
ホーチミン技術師範大学学長挨拶 |
ホーチミン技術師範大学メインキャンパス前にて |
HUTECHとのミーティング
HUTECH理事長挨拶 |
HUTECHとの調印式 |
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HUTECH 新キャンパス建設予定地見学 |
また、一行は滞在中、現地の高校や日本語学校、新聞社を訪問しました。ホーチミン市では、Ngoi Sao 高校、Le Quy Don 高校のほかDongdu Japanese Language School(東遊日本語学校)を訪問。また、ハノイでは、Viet Duc 高校、Gin Binh 第一高校、Luong Tai 第一高校、Ky Thuat Viat Tri 高校など6校と日本語学校の Akira Language Education、タンロン技術学院にも出向きました。いくつかの高校では、約500人の生徒が集まり、城西一行の説明を熱心に聞いていました。
Le Que Don 高校にて説明会 |
ドンヅー日本語学校ホエ校長と |
ドンズー日本語学校 |
入学希望者説明会 |
Gia Binh 第一高校教室にて |
Gia Binh 第一高校での説明会 |
Gia Binh 第一高校 先生方の説明 |
Viet Duc 高校とのミーティング |
Viet Duc 高校校長先生と |
Viet Duc 高校での説明会 |
Viet Duc 高校の生徒たちと |
Viet Duc高校にて日本語学習の生徒たちと記念撮影 |
Akira 日本語学校にて |
Ky Thuat Viet Tri 高校 |
Ky Thuat Viet Tri 高校での説明会 |
Ky Thuat Viet Tri 高校生徒たちと |
貿易大学とのミーティング |
貿易大学学長と |
貿易大学にて記念撮影 |
タンロン技術学院ムイ院長と |
ベトナム滞在中、水田理事長一行は、日本の海外公館も訪問しました。ホーチミン市では、中嶋敏・総領事、ハノイでは、深田博史・特命全権大使を表敬訪問しました。深田大使は「ベトナムから日本に留学する若者が急激に増えており、現在、8000人が学んでいます。私もできる限り、城西とベトナムの若い人たちの交流を支援していきたい」と話しました。また、ホーチミン市では、最大部数を誇るトイチェ(Tuoitre)新聞が水田理事長にインタビューを行いました。
深田ベトナム大使訪問 |
トイチェ新聞で取材を受ける水田理事長 |