学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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学校法人城西大学創立50周年記念 特別講演会・「天津外国語大学学長 修剛先生講演会」を開催しました

2015年5月8日、学校法人城西大学(水田宗子理事長)は創立50周年を記念して天津外国語大学の修剛学長による特別講演会「大学のグローバル人材・高度職業人教育に関する取り組み」を東京紀尾井町キャンパス3号棟で開催しました。

修学長は日本語教育が専門で、現在の中国の大学学長の中で唯一日本を専門とする学者です。中国の日本語教育の学会である中国日本語教育研究会の会長を務め、現在は中国教育部の外国語教育指導委員会・日本語委員会の主任、中国翻訳協会副会長の要職にあります。

本学と天津外国語大学は、2007年10月に学術交流協定を締結しました。大学院、学部にこれまで300人を超える学生が学びにきており、また教員の交流も行われています。こうしたことから2011年9月には、修学長に城西国際大学の名誉博士号を授与いたしました。現在、天津外国語大学大学院の14人の学生が、半年間の短期留学で城西国際大学メディア学部ビジネスデザイン研究科に学んでいます。

講演に先立ち、水田理事長は「世界的に著名な修先生のお話は、私どもに大きな示唆を与えてくれるものになります」と挨拶しました。修学長は、副題「中国の大学教育改革の方向性と日中大学間の協働の可能性」が付いたこの日の特別講演で「グローバル人材の育成はこれからの大学の大きな方向性の一つ。また、中国では専門性を持った高度職業人の育成にも力を入れている。グローバル人材と高度職業人の育成は、中国と日本の大学の共通認識で目標でもある。交流の歴史と実績、文化的・距離的に近いことなどから、中日大学間の協働には大きな可能性がある」と指摘したうえで、「天津外国語大学と城西大学、城西国際大学の行動がモデルの一つになればいい」と結ばれました。また、昨今の日中関係にも触れ、「隣人との付き合いを大事にしなければならない。国民同士の交流を通じて、中日関係を良くしないといけない」と述べられました。

講演会には城西国際大学と城西大学の教職員や天津外国語大学はじめ中国からの留学生ら約100人が参加し、長い経験に裏打ちされた修学長のお話に熱心に聞き入りました。

講演する修学長

講演する修学長

留学生ら100人が聴き入りました

留学生ら100人が聴き入りました

歓談の輪が広がった講演会後のレセプションでは、天津外国語大学出身で留学生の楊萌萌さんが、瓢箪(ひょうたん)の笛による「月の下の竹」の演奏を披露すると、修学長は笑顔で大きな拍手を送られていました。

天津外国語大学の李運博大学院長(左から4人目)と留学生たち

天津外国語大学の李運博大学院長(左から4人目)と留学生たち

笛の演奏を披露した楊さん

笛の演奏を披露した楊さん

この日の特別講演会を機に、天津外国語大学と本学との一層の交流の強化が期待されます。


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