学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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学校法人城西大学創立50周年記念 水田三喜男記念・「マハティール マレーシア元首相 講演会」を開催しました

2015年5月21日、学校法人城西大学(水田宗子理事長)は創立50周年を記念して元マレーシア首相のマハティール・ビン・モハンマド(Mahathir bin Mohamad)氏を招いた講演会「平和への知恵――未来のリーダー・国際市民へのメッセージ」(Enhancing Knowledge for Peace:A message to Future Leaders & Global Citizens)を、東京紀尾井町キャンパスで開催しました。
  また、本学はこの日、講演会を記念してマハティール氏に名誉博士号を授与するとともに、法人本部内に「アセアン研究センター」を設立しました。

マハティール氏に名誉博士号を授与いたしました

マハティール氏に名誉博士号を授与いたしました

本学は50周年記念事業の一環として、内外から世界的に影響力のある方、優れた研究業績を残された方などを招いてグローバル人材育成に資することを目的とする水田三喜男記念「グローバル・レクチャー」シリーズを展開することになり、マハティール氏の講演会がそのスタートになりました。

マハティール氏はマレーシア第4代首相。開業医から政治家に転じ、1981年から2003年までの22年間、マレーシアでは最長の首相を務めました。アジアを代表する知日のリーダーで、欧米諸国ではなく日本の経済成長を見習おうという「ルックイースト(東方)政策」を唱え、長期に及ぶ強力なリーダーシップにより、マレーシアの国力を飛躍的に増大させました。

今回の講演会は水田理事長を団長とする学校法人城西大学の一行が今年1月、マレーシアを訪問した際にマハティール氏の自宅を表敬訪問。「グローバル・レクチャー」シリーズへの登壇を依頼し、快諾を得たことから実現しました。

マハティール氏ら一行は5月21日午前、城西大学や城西国際大学の教職員や学生・留学生が出迎える中、東京紀尾井町キャンパス3号棟と1号棟を訪れました。1号棟ホールで行われた講演会で、水田理事長は「アジアの平和と繁栄、共存をもたらした偉大な指導者のメッセージを聴くことができるのは大変名誉なこと」と挨拶。マハティール氏は講演で「マレーシアは5つの国と国境を接し領土問題を抱えているが、国際司法裁判所の判断に従って戦争を起こすことなく解決してきた」と述べたうえで、「日本は他国との争いに戦争という手段を使ってはならない。戦争は最大の犯罪という価値観を世界に広めなければならない」などと訴えられました。

教職員や学生の出迎えを受けて本学に到着したマハティール氏

教職員や学生の出迎えを受けて本学に到着したマハティール氏

講演会に先立ち挨拶する水田理事長

講演会に先立ち挨拶する水田理事長

講演するマハティール氏

講演するマハティール氏

ホールはアジア関連団体や政府の関係者、教職員や学生・留学生らで満席。両大学のサテライトでも学生らが、アジアを代表するリーダーの貴重な話に熱心に聞き入りました。

講演会後の記念撮影

講演会後の記念撮影

講演会後はホテルに会場を移して午餐会が行われました。来賓の前日本経団連会長の米倉弘昌・住友化学相談役や乾杯の音頭を取っていただいた杉田亮毅・日本経済新聞社元会長、伊藤芳明・毎日新聞社専務取締主筆の方々を交えて歓談の輪が広がりました。

学生からマスコットを贈られたマハティール夫妻

学生からマスコットを贈られたマハティール夫妻

午餐会でスピーチするマハティール氏

午餐会でスピーチするマハティール氏

この日開所したアセアン研究センターは東京紀尾井町キャンパス2号棟に置かれ、杉林堅次副学長と元マレーシア観光大臣のン・イェンイェン(Ng Yen Yen)氏が所長に就任。今後、アセアン地域と日本における学術交流・共同研究を推進するとともに、広く国際関係を支える人材の育成に努めていきます。


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