学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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学校法人城西大学一行は、大連・瀋陽を訪問しました

【城西大連・東北学友会】
学校法人城西大学創立50周年記念城西大連・東北学友会を開催しました


2015年5月30日、大連市内のホテルで学校法人城西大学創立50周年記念城西大連・東北学友会第4回目の交流会を開催。今回は、昨年亡くなられた村井隆先生を偲ぶ会でもありました。司会は、日中連携大学院の学生でもある由志慎(大連理工大学外国語学院副院長)さんが務めました。

城西大学・城西国際大学で学んだ日中連携大学院の卒業生、在学生をはじめ、JMBAスカラシップや共同教育プログラムの卒業生、“向坊隆記念”村井隆奨学金、“水田三喜男記念”水田宗子奨学金の受賞生、私費留学の卒業生等などに加え、大連市対外友好協会、大連理工大学、大連外国語大学、中国東北大学から村井先生とご縁の深い方々、多くの来賓の先生方などが出席しました。

水田奨学生と

水田奨学生と

日中連携大学院学生と

日中連携大学院学生と

水田宗子理事長は、卒業生との再会を喜ぶとともに「村井先生のご遺志を継いで、日中両国の人材育成を今後も推進してまいりたい。」と述べました。
  また、城西大学名誉博士中国高級経理学院元顧問林安西先生と大連理工大学元書記張徳祥先生、および大連市中日友好学友会会長も務める大連理工大学の杜鳳剛先生や、大連外国語大学の陳岩先生などから心のこもったご挨拶をいただきました。
  今回集まった卒業生たちは、今後とも努力を惜しまず、一生懸命に学問に励み、日本語教育の発展、そして、中日の相互理解に自分なりの力で貢献したい、そして、母校のさらなる発展のために力を尽くしていきたいと口々にお礼を述べました。
  また、最後に城西大連・東北学友会から、母校の創立50周年にあたり、大連のシンボルであるアカシアの木の贈呈と水田三喜男記念館に飾るための何かをプレゼントさせていただきたいと発表があり、大変感激しました。

学友会 全員で記念写真

学友会 全員で記念写真

村井隆先生を偲ぶコーナー

村井隆先生を偲ぶコーナー

【大連外国語大学】
大連外国語大学 孫玉華学長表敬訪問


2015年6月2日午前、ロシア出張から帰られたばかりの大連外国語大学の孫 玉華(Sun Yuhua)学長が、瀋陽へ移動する直前の我々一行をホテルにお訪ねいただき、親しく懇談を行いました。水田理事長と旧交を温める良い機会となったばかりではなく、城西大学・城西国際大学と大連外国語大学との今後の交流プログラムについてもさまざまな観点からディスカッションがなされました。特に高齢者福祉に関する新しい学科を本学との協力・交流をもとに創っていきたいという希望を述べておられ、今後のますますの交流の発展が期待されます。
  また、ロシア語がご専門の孫学長は、早速に水田理事長の「書かれなかったラブレター」楽譜集にロシア語訳を寄せていただき、多言語教育へもお力添えをいただきました。

大連外国語大学において「現代詩と翻訳」国際シンポジウムを開催


2015年6月1日(月)午後1時30分より、大連外国語大学において、大連外国語大学・城西大学・城西国際大学主催、日中短詩協会後援による国際合同シンポジウム“日中現代詩をめぐって―「現代詩と翻訳」“を開催しました。
  第一部として、開会の挨拶が大連外国語大学劉宏副学長と学校法人城西大学水田宗子理事長からありました。引き続き、漢俳についての講演が、陳岩先生(大連外国語大学)より、その後、「河の女神の声」と題する深い詩の話が、吉増剛造先生(詩人・城西国際大学)よりなされました。

水田理事長による挨拶

水田理事長による挨拶

陳岩先生による講演

陳岩先生による講演

吉増剛造先生による講演

吉増剛造先生による講演

第二部は、詩人による朗読会で、吉増剛造、水田宗子、簫簫(Xiao Xiao)、寒煙(Han Yan)、田原(Tian Yuan)、カリヨン通りの会の仲間による今回のために作られた四行連詩が読み上げられました。詩人たちがそれぞれの母語作品を読み終わり、次に大連外大の学生たちがそれぞれの訳された日本語の詩を読み上げたのですが、もっとも感激したのは、学生たちの日本語の発音が流暢だっただけでなく、瞳を輝かせながら、その詩行に潜むリズム感と詩人の隠した感情までも正確に読んだことでした。これは両大学にとって、新鮮かつ有意義な試みだったと言えます。

>瀟瀟さんによる朗読

瀟瀟さんによる朗読

水田先生による朗読

水田先生による朗読

第三部は、「詩と翻訳について」をテーマに、水田宗子、陳岩、杜鳳剛、劉利國、吉増剛造、田原諸氏による「カリヨン通り」座談会が開催されました。詩の翻訳の困難さについて、それぞれの立場から話があり、その解説もされましたが、それはどうしてもなされなければならないことだということで一致をみました。
  日中の大学で連携して多くの詩人を招き、現代詩と翻訳についてのシンポジウムが開催できたことは、非常に多くの意味と教育的効果がありました。今後も継続的に行ってまいりたいと考えています。

【大連理工大学】
大連理工大学 魏小鵬党委書記表敬訪問


2015年6月2日午前10時より、水田宗子理事長を団長とする学校法人城西大学一行は、新しく就任された魏小鵬党委書記を表敬訪問いたしました。
  魏党委書記は、これまでの大連理工大学と本学の交流の経緯ならびに実績をすべて理解しておられ、奨学金授与、日中連携大学院、JMBA制度、水田三喜男記念文庫、本学への研修訪問について、一つ一つあげて感謝を述べられました。今回が初めての会見ということもあり、長い時間をいただき、今後の交流についても懇談がなされ、これまでの交流を大切にしつつ、あらたに広がりをもった関係にしていくことを確認しました。

>大連理工大学 魏党委書記と会見

大連理工大学 魏党委書記と会見

>大連理工大学より水田桜の写真をいただく

大連理工大学より水田桜の写真をいただく

大連理工大学にて、向坊隆記念”村井隆“奨学金、水田三喜男記念”水田宗子“奨学金授与式および水田三喜男記念文庫第11次贈呈式を行いました


2015年6月2日午前、水田理事長と魏小鵬党委書記の会見に引き続き、賈振元副学長をはじめ同大学の先生方のご出席のもと、“向坊隆記念”村井隆奨学金、“水田三喜男記念”水田宗子奨学金授与式が行われ、大連理工大学大学院の両奨学生計20名に水田理事長および村井隆顧問から奨学金が贈呈されました。授与された院生は、いずれも大連理工大学の各専門分野の博士課程と修士課程から特に選ばれた皆さんであり、今後の研究活動、そして社会での活躍を大いに期待したいと思います。

>水田奨学金の授与式

水田奨学金の授与式

その後引き続き、水田三喜男記念文庫の贈呈式が行われ、城西大学福島先生から大連理工大学経済管理学部長の蘇敬勤先生に文庫の目録が贈られました。水田三喜男先生が日本経済発展に大きく貢献された軌跡を辿る図書から選書を始め、今回まで累計883冊を寄贈。今回は、第11回、白書など政府系刊行物、学校法人城西大学出版会の新刊図書、城西大学・城西国際大学の紀要に加え、女性リーダー育成の図書など、計64冊を寄贈しました。この記念文庫は、大連理工大学経済管理学部MBAに設置され、日本の経済やビジネスに関心のある研究者・院生、城西大学大学院経営学研究科とのJMBAプログラムに留学予定の院生に、とくに多く利用されているとのことです。

>水田三喜男記念文庫の贈呈式

水田三喜男記念文庫の贈呈式

【東北財経大学】
東北財経大学と協定を締結しました


水田宗子理事長を団長とする一行は、2015年6月2日に大連市にある東北財経大学を訪問して、夏春玉学長らと会見しました。東北財経大学側には、夏学長の他に張語辞国際交流センター所長、趙建国大学院長、張軍濤教務部長、張向達公共管理学院長と劉暁梅公共管理学院教授らが出席されました。
  東北財経大学は、1952年に設立された中国の名門商科大学で、財政税務学院、金融学院、経済学院、会計学院、法学院、旅游とホテル管理学院、国際経済貿易学院、国際商学院など計25の学部を有し、学生数が約19,000人です。
  夏学長は歓迎のあいさつで「東北財経大学は学校法人城西大学と一緒にMBA教育、地域医療福祉、医療ツーリズム、国際看護人材育成などの分野において共同研究・共同教育を進めていきたい」と述べられました。
  引き続き、水田理事長は、城西大学と城西国際大学の教育内容及び最近の取り組みを紹介し、特に国際教育の特色を説明しました。さらに、今後高齢社会の進展に応じて、東北財経大学との交流を繰り広げ、経営管理や医療福祉分野を始め、環境分野、介護分野などインターディシプリナリーな共同教育と共同研究を行っていきたいと述べられました。

>東北財経大学とのミーティング

東北財経大学とのミーティング

会見後、両学の間で包括協定を締結しました。今後、本協定に基づき、両学で協議をしながら日・中間の共同研究を進めると同時に、経営・福祉・メディア・観光・人文・環境の領域における大学院生(1+1)などの具体的な共同プログラムの推進が大いに期待されます。

>協定締結 東北財経大学夏春玉学長と

協定締結 東北財経大学夏春玉学長と

【大連作家協会主催 日中詩人朗読会】
大連市内の「大連万和祥茶楼」にて詩の朗読会を行いました


6月2日午後4時30分より、大連市内の美しい「漢風文化ビル」で行われた朗読会には、北京から中国現代詩を代表する詩人の西川と瀟瀟両氏が、そして、大連市の詩人が10名、日本側からは水田宗子氏、吉増剛造氏、田原氏とこちらも日本を代表する詩人が集いました。

>詩人 西川さんによる挨拶

詩人 西川さんによる挨拶

>詩人 水田先生による挨拶

詩人 水田先生による挨拶

日中詩人朗読会の様子

日中詩人朗読会の様子

一人一人、魂を込めての朗読は、心ふるえるもので、一期一会の貴重な機会となりました。大連外国語大学の学生たちが、母語のあとに日本語、あるいは中国語で読み上げてくれ、どちらの詩人たちも母語にはない、別の美しい調べを堪能し、懸命に読んでくれた学生たちに感謝の意を表していました。学生たちにとっても意義深い経験だったと思います。












>吉増先生による朗読

吉増先生による朗読

>四行連詩朗読

四行連詩朗読

今回朗読された日本側の詩人たちの作品は大連市政府が所属する60数年の歴史を持つ『海燕』という文芸誌に掲載される予定です。
  会の冒頭、朗読会のために演奏された江城と関傑の琴の演奏もとても美しく、朗読会へ誘い、有名な書道家である王奇氏が、書を日本の詩人たちにプレゼントしてくださいました。

>日中詩人朗読会において中国側より記念の書をプレゼント

日中詩人朗読会において中国側より記念の書をプレゼント

>全員で記念撮影

全員で記念撮影

東北大学にて水田理事長の特別講義と日中連携大学院講演会を開催


2015年6月4日(木)、瀋陽東北大学漢卿会堂にて、東北大学特別客員教授として水田宗子教授の特別講義が行われ、同大学で日本語日本文化を学ぶ学部生・院生の約80名が聴講しました。

>水田理事長 東北大学特別客員教授として講義

水田理事長 東北大学特別客員教授として講義

同講義は、日中連携大学院の集中講義の第二回として行われ、前回に続いて「文学批評とは何か:文学批評の誕生と西欧近代化」がテーマとなりました。批評家の誕生について、また、日本においては、明治期以降、西欧文学とともに批評活動が導入され、その影響下に発展してきたことが語られました。文学や文化を知るための重要なテキストとして位置付けた同講義は、文学研究を志す学生だけでなく、言語や文化などに関心を持つ多くの聴講生に対しても大いに刺激を与えるものとなりました。
  特別講義に続き、日中連携大学講演会が開催され、人文科学研究科の三木紀人客員教授と岡田美也子准教授が講演を行いました。まず、三木教授は、「宮尾登美子日記(1970年前後)を読む」と題して、満蒙開拓団の一員として吉林省に渡り、引き揚げて後、作家となった宮尾登美子をとりあげました。併せて、満洲文学を研究テーマとする在学生の本学での学びを紹介しつつ、博士号への道筋を説明しました。次に、岡田准教授が「中世説話文学の語りと文体」と題して、説話文学の概念規定を総括したうえで課題を述べ、物語文学との関係性について話しました。

>三木先生による講義

三木先生による講義

今回聴講した学生たちは、日本語という言語を媒介として、日中両国だけでなく、中国と世界、日本と世界をつなぐ役割を果たすことが期待される人材です。瀋陽東北大学と本学は、学部・修士・博士課程において共同教育を実施しています。今後も、大学間の様々なプログラムにより日中両国の学生をグローバル人材として育ててまいります。

【瀋陽 東北大学】
東北大学趙継学長を表敬訪問


2015年6月4日午後5時より、新しく就任された趙継学長と懇談いたしました。 趙学長は、これまでの城西大学と東北大学の深い連携についてよくご存じで、まず、本学に対し、日中連携大学院における博士号取得の教育について、深い感謝を寄せられました。
  また、日本留学経験もおありの趙学長は、グローバルコミュニケーション大学院における連携教育についても大きな期待をしておられ、両学でよりよい人材育成をしていけるように支援を約束されました。

>東北大学 趙継学長と

東北大学 趙継学長と

>東北大学にて記念撮影

東北大学にて記念撮影

また、その後、姜茂発副学長、孫雷副学長とも懇談し、東北大学の広大で美しい新キャンパスも案内いただき、東北大学が大きな飛躍の時期であることもよくわかりました。数年来築いてきた信頼のもと、さらなる交流の推進をしてまいりたいと思います。


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