学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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水田美術館ギャラリーにて「東京サバス」出版記念挿絵展を開催しました

「東京のサバス」

「東京のサバス」

2015年7月14日、詩人でもある学校法人城西大学の水田宗子理事長の詩集「東京のサバス」(思潮社)の出版を記念して、詩に寄せた造形作家・絵本作家の森洋子さんの挿絵原画展が東京紀尾井町キャンパス3号棟の水田美術館ギャラリーで始まりました。城西大学創立50周年の記念事業の一環で、8月2日まで開かれます。

森さんの挿絵

森さんの挿絵

「東京のサバス」は、「サンタバーバラの夏休み」「アムステルダムの結婚式」に続く3部作の完結編。幾世代にもわたって世界各地で暮らすファミリーの物語をナラティブな手法でダイナミックに描いています。スウェーデン政府が、生命の尊厳を表現する東アジアの詩人に贈る「チカダ賞」の受賞(2013年12月)後、新の詩集刊行となりました。今回の原画展では、この3部作に加え、詩集「青い藻の海」の計4冊の挿絵を担当した森さんの全作品、挿絵原画45点など計50点を展示しています。鉛筆の素描と写真コラージュによって様々な記憶が折り重なるようなイメージの作品で、子どもの空想、生と死、時間、記憶といった詩と響き合う作品世界を堪能することができます。

挿絵を鑑賞する水田理事長

挿絵を鑑賞する水田理事長

オープニングセレモニーで、水田理事長は「詩集が出来て、森さんの挿絵が添えられると世界が広がる。それが次作への構想、創作にもつながっていくように思える。本日は、その挿絵の原画を味わってください」と挨拶しました。これに応えて森さんは「詩は言葉によって完成された世界で、そこに絵を付けるのは難問だった。どのような絵になるかは、やってみないとわからなかったが、最後まで自由に描かせていただいた」と述べました。
  このあと、城西国際大学メディア学部の学生、大連外大や天津外大などから留学、本学で学ぶ日中連携大学院の院生が、「青い藻の海」、「東京のサバス」の一部を朗読しました。
  また、同時期に出版された楽譜集「書かれなかったラブレター」の披露も行われ、来場者は、作曲者吉岡しげ美さんによる演奏、翻訳者による9か国語の詩の朗読に多言語キャンパスを体感しました。

城西国際大学メディア学部の学生や大連外大・天津外大などからの留学生、日中連携大学院の院生らによる朗読1

城西国際大学メディア学部の学生や大連外大・天津外大などからの留学生、日中連携大学院の院生らによる朗読2

城西国際大学メディア学部の学生や大連外大・天津外大などからの留学生、日中連携大学院の院生らによる朗読

紀尾井町キャンパス3号棟の住所は、東京都千代田区平河町2-3-20。 開館時間は11時~17時。観覧無料。
  7月26日は休館日。問い合わせは(電話03・6238・8500)へ。


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