学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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学校法人城西大学一行は、韓国の大田・釜山を訪問しました

【韓南大学校】
水田宗子理事長に名誉教育学博士号が授与されました


2015年8月21日、水田宗子理事長は、韓国の大田(Daejeon)にある韓南大学校から教育学名誉博士号を授与されました。

名誉博士号を授与された水田理事長(左側は、金総長)

名誉博士号を授与された水田理事長(右側は、金総長)

本学は、2009年に韓南大学校と学術交流協定を締結し、交換留学や国際文化研修などを中心に活発に交流してきました。2012年12月には、城西国際大学の創立20周年を記念して設立した「Prince Takamado Memorial Sports Park(高円宮殿下記念スポーツパーク)」におきまして、日本サッカー協会の名誉総裁を務められている高円宮妃殿下のご臨席のもとで第一回サッカー国際親善試合を行いました。こうした日本と韓国両国の友好の推進に努めてこられ、スポーツ、教育、若い人の人材育成に力を尽くしている水田理事長に名誉博士号が授与されたものです。
  韓南大学校は、1956年4月に創立され、来年創立60周年を迎えます。韓国中部地方の名門私立大学で、学生数は、約13,000人を数えます。

博士号の授与式は韓南大学のホールで行われました。金炯泰(Hyungtae Kim)総長から名誉博士号を授与された水田理事長は「韓南大学校は親しい姉妹校であり、韓国の高等教育の中心を占める、世界的に高名な大学であります。そのような貴校より名誉教育学博士号を授与され、みなさまのお仲間に加えていただきましたことを、大変うれしく、また誇りに思います。これからは貴校の信頼に応えうる大学として、国際教育の更なる向上に努め、二十一世紀の平和な世界と、韓国、日本の友好的な協力関係を築くことに貢献できる人材育成に全力を挙げて努力したいと思います」と述べられたあと、韓南大学校の学生らに対し「ぜひJIU、日本を訪れ、アジアのあり方、世界のあり方について思索してください。世界を背負う人材になってください」と呼びかけられました。
  授与式には、佐藤勝・駐韓日本大使館公報文化院長、白春喜・大田市副市長らも出席しました。佐藤院長は「日韓国交正常化50周年に当たります。このような両大学の若い世代の教育・スポーツ交流を通して、50年後、100年後の明るい未来が築かれることを期待しています」と述べられました。
  なお2014年4月には、高円宮妃殿下へ韓南大学校より名誉博士号が授与されています。
  金総長は「韓国と日本の関係は、冷え込んでいても文化、教育などの分野では、交流は進んでいます。韓日の友好を深めることにおいて、韓南大学校と城西・城西国際大学との交流は、良い見本です。高円宮妃殿下に続き、水田理事長に名誉博士号を授与させていただき光栄です」と話していました。

会場には、この日の午後、親善試合を行う城西国際大学の男子サッカー部の学生や韓南大学校関係者が多く詰めかけました。最後に、女性ソリストの鄭眞雅(チョン・ジンア)さんが、美しい声でお祝いの歌を披露してくださいました。

記念植樹式が行われました


授与式後、サッカーの親善試合が行われる韓南大学校の大運動場前で両大学関係者による記念植樹式が行われました。植樹されたのは、日本海に浮かぶ鬱陵島(うつりょうとう)の松。金総長は「花を見るには1年、木を育て見るには10年みなければならない、とのことわざがあります。この松は、雪が降っても青色に輝きます。今後、両大学、両国も、この青色のような関係を維持していきたいと思います」と挨拶しました。

韓南大学校の関係者と植樹する水田理事長、倉林副学長

韓南大学校の関係者と植樹する水田理事長、倉林副学長

2012年の第一回サッカー国際親善試合の際、「高円宮殿下記念スポーツパーク」に、金総長の出席のもとで松の木が記念植樹されましたことを念頭に、水田理事長は「若い学生ら次世代の活躍と両大学の友好が深まることをここで植樹されたこの木が証人になってくれるでしょう。城西国際大学のスポーツパークの松を見るたびに韓南大学校のことを思い出します」と述べられました。

サッカー交流で深まる友好


名誉博士号授与式・植樹式のあと、城西国際大学と韓南大学校による第二回サッカー国際親善試合が行われました。韓南大学校は、韓国学生サッカーリーグ2位の実力を持ち、Jリーグにも多くの人材を輩出しているサッカーの強豪校です。また、JIUサッカー部は、元日本代表チームコーディネーターの小山哲司監督のもと、千葉県大学サッカーリーグ1部に所属、関東大学サッカーリーグ昇格を目指しています。

開幕式では、倉林眞砂斗・城西国際大学副学長が「高円宮妃殿下の臨席のもと行われました前回の親善試合では、韓南大学校が花を持たせてくれ、2対1で城西国際大学が勝利しました。今回、妃殿下からのお祝いのメッセージをいただき、金総長にご披露しました」と述べました。

1万人を収容出来るという大運動場には、韓南大学校の学生、教職員や地元のサッカーファンら多数、詰めかけました。炎天下、両校選手たちは、汗びっしょりで駆け巡りました。前半40分、城西国際大がシュートを入れリードしましたが、韓南大学校が奮起し、前半終了直前に追いつきました。後半戦は、息をのむ攻防が繰り広げられましたが、結局、今回は1-1の引き分けに終わりました。

試合後、大田市内のレストランで送別レセプションが行われました。両校の選手、監督や水田理事長、金総長ら関係者が出席しました。両校選手は、同じテーブルに着き、韓南大学校の学生の通訳のもと、健闘を讃えあったり、互いの学生生活を紹介するなどなごやかに歓談しました。
  小山監督や選手らは、韓南大学校関係者とペナントなどを交換し、次回の親善試合での再会を約束していました。

城西国際大学、韓南大学校のサッカー選手、大学関係者が一緒になって記念撮影

城西国際大学、韓南大学校のサッカー選手、
大学関係者が一緒になって記念撮影

心のこもった「親善試合歓迎」の文字を刻んでプレー

心のこもった「親善試合歓迎」の文字を刻んでプレー

【東西大学校】
GAA発足式 (Official Launching Ceremony) 開催


2015年8月24日、Global Access Asia (GAA)はこれからのアジアの時代に向けての国際教育の重要性に鑑みた高等教育の新たな方策として2014年にAsian University President forum(AUPF)で合意されたオンライン教育システムで、その発足式が韓国釜山の本学と姉妹校である東西大学校で開催されました。

AUPFメンバーが一堂に会し、GAAが発足

AUPFメンバーが一堂に会し、GAAが発足

このオンライン教育システムのタスクフォースであった城西国際大学を初めとする5大学を代表して発足式において水田理事長が文化的多様性に基づくアジアからの発信の意義の大きさに基づく祝辞を述べられました。

引き続きのラウンドテーブルディスカッションではこの9月からのスタートを踏まえ、質保証の在り方、GAAのさらなる充実、またGAAと組み合わせた様々な国際教育プログラムの可能性等についての熱のこもった討議がなされました。

韓国東西大学校訪問 GAA調印と共同映画製作へ合意


城西国際大学、韓国・釜山、東西大学との共同映画製作、第2弾の製作が開始!

2013年3月、城西国際大学開学20周年記念として、城西国際大学メディア学部と韓国の提携パートナーである東西大学の共同製作による映画「冬の花火」が完成、上映されました。この作品は、東日本大震災で妻と娘を失い、千葉県鴨川で避難生活を送る男性と韓国人の女子留学生の交流が、互いの孤独感を癒すことでさわやかに描かれています。韓国側によるオリジナル・ストーリーを、日本側が、風土、習慣に合わせて修正するといった製作プロセスは、国際共同製作ならではのもので、映画製作を通じての交流は、両国の学生に大きな体験となりました。
  そして2015年、城西大学と東西大学は、同時に開学50周年を迎えることになり、そこで、両校はその記念として、再び共同で映画の製作を行うことになりました。 今回の共同製作は、水田宗子城西国際大学理事長が、8月22日に東西大学を訪問し、朴東順理事長と協議し合意されたものです。水田宗子理事長、朴東順理事長ともに、この共同製作によって提携大学としての絆を一層深め、前作を上回る作品が出来るよう協力しあうことを話し合いました。
  共同製作のパートナーとなる東西大学Film & Video学科は、プサン国際映画祭のメイン会場となるセンタム・シティのシネマ・センターに隣接した、映画を学ぶには絶好のロケーションにあります。キャンパスには、1,140席の大ホールをはじめ、100席の試写室が2スクリーン、ポスプロ施設、最新鋭の撮影器材をそろえています。
  また、キャンパス内には、韓国映画界の巨人、イム・グォンテク監督のあらゆる資料をそろえたミュージアムもあります。

共同製作による第2作目は、プサン国際映画祭が終了する2015年10月中旬から準備の入り、年内にはシナリオを完成させ、来春には撮影に入る予定です。企画の前提は、鴨川を背景として、韓国、日本の交流を描くことで、両大学からシナリオを募り、このプロジェクトを担当する両校の映画教員が優秀作品を選出します。ここから、この企画に参加する両校の学生は、シナリオの修正、撮影の準備、撮影、ポスト・プロダクションといった映画製作の過程を共同で行います。この異なる文化、考え方を持つ人々との共同作業こそ、国際共同製作の重要なテーマと考えています。この体験を通じて、学生たちは、視野を広げ、大きく成長するはずです。
  映画の完成は、来春から夏ころを予定し、2016年プサン国際映画祭の開催に合わせて東西大学のホールでのプレミア上映を計画しています。


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