学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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創立50周年記念事業 薬用植物園竣工式が、城西大学・坂戸キャンパスにて執り行われました

2016年3月2日、城西大学(埼玉県坂戸市)の新しい薬用植物園の竣工式が坂戸キャンパス近くの現地で執り行われました。学校法人城西大学(水田宗子理事長)の創立50周年記念事業の一環で、埼玉県薬剤師会の鯉淵肇会長や日本植物園協会の飯塚克身専務理事ら来賓の方々をはじめ、関係業者の代表者、地元の方々、教職員ら約300人が完成を祝いました。新薬用植物園は学生の勉強の場だけでなく、地域コミュニティーや社会学習の場としても活用していきます。

城西大学薬用植物園は1973年、薬学部の創設と同時にキャンパス内に設置され、1980年には日本植物園協会に加盟しました。このたび創立50周年記念事業の大きな柱である新薬学部棟の建設に伴い、キャンパスから徒歩約3分の高麗川左岸の敷地に移設しました。敷地面積は約3000m2。一角に鉄骨造り2階建ての管理棟(約190m2)、いずれも鉄骨造り平屋建ての高屋温室(約85m2)と低屋温室(約114m2)、ボイラー室を整備しました。初の建設となった管理棟は加工調整室や学習室、資料室などを備え、温室ではバニラやシナモン、マンゴーなどを栽培しています。また、平地ではイカリソウやオウレンなどの薬用植物を自然植生に近い状態で栽培。栽培している植物は約800種類に上ります。

この日の竣工式では神事の後、水田理事長が「ここに至るまで多くの皆様方のお世話になり、心から御礼申し上げたい。50周年記念事業の一つが完成して本来の教育授業が行われることになってうれしく思います」と挨拶。水田理事長や森本雍憲学長、城西国際大学の柳澤伯夫学長、学生代表らが管理棟前でテープカットをして完成を祝いました。

内覧に引き続いて、経営学部棟で行われた記念祝賀会の挨拶で、水田理事長は「植物をいたわり、育てながら健康な社会をつくっていくことを勉強するための素晴らしい場所が出来て、うれしく思います。一つひとつの植物がその歴史を持つ、物語いっぱいの薬草園です。そこから学生の皆さんが、様々な物語を紡いでいってほしい」と語り、「緑豊かな学園全体を“ボタニック・ガーデン”(植物園)にする50周年記念事業を推進してきましたが、このほど日本植物園協会によって登録されることになりました」と明らかにしました。
  鯉淵会長や飯塚専務理事の来賓祝辞に続き、薬用植物園園長の白瀧義明・薬学部教授が植物園を紹介した上で「自然環境や植物に関心を持っていただけますよう、講演会や植物観察会などを行い、地域文化の発展に寄与したい」と抱負を述べました。また、近くの「かぴら幼稚園」(土田典子園長)の年長の園児72人による合奏と元気いっぱいの合唱も披露され、祝賀会に花を添えました。

水田理事長らによるテープカット

水田理事長らによるテープカット

温室を内覧する参加者

温室を内覧する参加者

記念祝賀会で挨拶する水田理事長

記念祝賀会で挨拶する水田理事長

かぴら幼稚園の園児の合唱に聞き入る水田理事長ら

かぴら幼稚園の園児の合唱に聞き入る水田理事長ら


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