2016年3月25日、学校法人城西大学水田宗子理事長一行は、中国北京大学を訪問しました。訪問の目的は、北京大学における中国詩歌研究センター内に、本学国際現代詩センターを設置し、日中詩歌研究の交流を促進することです。そのためにこの日、北京大学において開所式が行われました。式には、両大学関係者を始めとして、中国で活躍する現代詩人の 西川 氏、 潇潇 氏、北京大学党委副書記の 叶静漪 氏、日本大使館一等書記の菊池信太郎氏の列席に加え、元スウェーデン大使で現代日本文学の翻訳者として知られるラーシュ・ヴァリエ氏、日本の詩誌出版社「思潮社」で編集を担当する小田康之氏らが列席し、今後の研究交流の発展を祈念しました。

今後3年をめどに、中国語、日本語で書かれた詩集10冊をそれぞれの言語に翻訳、刊行することが、今後の活動計画として確認されました。昨年度、本学では国際現代詩センターに続いて、翻訳センターが設置されており、こうした国際学術交流の全面的なサポートを行います。

東アジアには、詩歌の伝統的なジャンルがありますが、この活動により21世紀グローバリゼーションの流れの中で、国境を超える詩的言語の魅力を解する裾野を広げていくことを目指します。