日本の古典文学は四季と恋への人々の心寄せが基盤になっています。伊勢物語はそのような伝統の形成を方向付け、源氏物語の源流にもなっています。テキストをたどりつつその一端に触れ、我々もその伝統と深く結ばれていることを確かめたいと思います。