資源・食料価格の高騰は、世界経済の構造変化がもたらした結果であると同時に、次なる変化をもたらす要因ともなる。第1次、第2次石油ショックの時に日本の産業経済は大きく変貌した。 今回も資源価格の高騰が産業経済に変化をもたらす可能性があるが、一方で70年代と今では日本経済を取り巻く環境は異なる。四半世紀ぶりの資源インフレが日本の産業経済にどのように影響するのか考察してみる。 コーディネーター:渡邊 博子〈城西大学現代政策学部准教授〉
資源価格の高騰は、化石燃料から再生可能エネルギーへのシフトを促し、リサイクルの経済性を改善するなど環境対策上プラスに働く一方で、その反作用もある。足下で生じつつある環境問題への影響について欧州と対比しながら考察する。 コーディネーター:石井 雅章〈城西大学現代政策学部講師〉