学校法人 城西大学
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東京紀尾井町キャンパス
国際日本学
『一〇〇年前の女の子』が語るもの ― 新しい「遠野物語」の誕生  
講 師 船曳 由美 コード 10201
定 員 120名
回 数 全1回
日 程 開講中止
時 間 土曜日 11:10〜12:40
受講料 1,000円
正月にはお正月様をお迎えし、十五夜には満月に拍手を打つ。神を畏れ仏を敬う心にみちていた時代の、豊かな四季の暮らし。語られる少女テイの記憶の一つ一つが絵のように鮮やかで、映像のようである。今年は、『遠野物語』発刊から百年という。佐々木喜善の語る民話を柳田國男がまとめたこの本を、著者は心の奥深くの宝物と語っているが、『一〇〇年前の女の子』はまさに現代の「遠野物語」である。少女が何を感じ、何を学び、いかに生きていったかを知るとき、我々は、自らの原風景や家族に思いを馳せつつ、震えるような感動と生きる力を得るであろう。
明治42(1909)年8月10日に生まれた主人公寺崎テイは、著者の母である。著者は、雑誌「太陽」の編集者として、松本清張氏、土門拳氏、戸井田道三氏、中野重治氏らと仕事をともにされたとあとがきに書いておられる。著者の心のうちに、取材や交流を通じ、民俗学的な興味、一枚の写真に込められた思い、村に残された風習や伝統芸能、差別とたたかってきた女たちの思いなどが静かに蓄積し、醸成されたのではないか。この講座では、少女テイの話に加えて、どのようにしてこの本が書かれたのか、民俗学的アプローチ、取材の方法、著者にとってどのような母でいらしたのか、インタビュー形式で語っていただく。
『一〇〇年前の女の子』(講談社2010年)
講師
船曳 由美
1938年東京生まれ。62年東京大学文学部社会学科卒業、平凡社に入社。雑誌「太陽」に創刊時よりかかわり全国各地の民俗、祭礼、伝統行事を取材、後に単行本とする。85年平凡社を退社。86年集英社に入社。99年定年退職後フリー編集者。『黒川能』(真壁仁 文・薗部澄 写真)、『東大寺』(土門拳 写真)、M.プルースト『失われた時を求めて』(鈴木道彦 訳)、J.ジョイス『ユリシーズ』(高松雄一・永川玲二・丸谷才一 訳)などを担当。また集英社新書『日本の古代語を探る』(西郷信綱 著)、『ブッダは、なぜ子を捨てたか』(山折哲雄 著)など深い思索が凝縮した書籍にかかわる。現在、刊行中の『完訳ファーブル昆虫記』(奥本大三郎 訳)に携わる。
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