前回はリストをご紹介したレクチャー&コンサート。今回はバルトークを取り上げます。 バルトーク・ベーラ・ヴィクトル・ヤーノシュは、ブダペスト王立音楽院(後のリスト音楽院)に入学し、作曲・ピアノを学びました。卒業後、コダーイとの出会いからハンガリー各地の農民音楽の採集を始め、さらに周辺諸国の民族音楽をも収集・研究したことでも知られています。民謡の持つ生命力に目覚め、科学的に分析してその語法を自分のものにしていったバルトークは、その傍ら音楽院ピアノ科教授として27年の間勤め、多くの弟子を育てています。民謡の旋律やリズムだけではなく構造面も分析した上で、西欧の音楽技法が統合されたバルトークの作品。彼の生涯、作品などについて、リスト音楽院で学んだ和田さやかさんに演奏とともにわかりやすく紹介していただきます。
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