株式会社大林組が施工者として建設工事に携わった「東京スカイツリー」は、2008年7月14日に工事着工、2011年3月18日にタワーとしては世界一の高さである634mに到達、そして2012年2月29日に工事の完成を迎えました。この約3年半におよぶタワーの建設は、まさに大林組の「チャレンジ」の象徴でした。これまで誰も経験したことのない高さのタワーをつくるにあたり、大林組の保有する技術の粋を集めて、さまざまな困難を克服する必要がありました。日本中に深く大きな傷跡を残した東日本大震災にも被害を出すことなく、復興のシンボルとしての役割をも担いながら、5月22日にいよいよ開業を迎えます。本講演では、巨大であることと精密であることを両立させながら、未知の領域での建設工事を計画通りに進めることを可能にした大林組のさまざまな技術や工法のご紹介を通じて、日本の力と、我々の「ものづくり」にかける情熱を感じていただければと思います。
■事業主体:東武鉄道・東武タワースカイツリー ■設計・監理者:株式会社日建設計 ■施工者:株式会社大林組 |