敵討を巡る人々の思いを描く「外伝」や楽しく明るい舞踊劇。今回は、『仮名手本忠臣蔵』だけでなはない知られざる忠臣蔵の世界をご堪能ください。討入り前夜の大石内蔵助の息子主税と、家来の右衛門七という十代の二人が主役の『主税と右衛門七』。内蔵助が武士の本道を若い二人に語る場面はみどころです。初代中村吉右衛門が得意とした弥作に、当代吉右衛門が初役で挑む『弥作の鎌腹』。テンポ良い舞台転換と滑稽味溢れる踊りが見どころの『忠臣蔵形容画合』では、竹本・長唄・清元の三種類の音楽も聴き逃せません。終了後はバックステージツアーもお楽しみいただけます。
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