日本ではしばしば「暴力的」と評され、賛否が分かれる北野武の映画は、ヨーロッパではヴェネツィア、カンヌ、モスクワ等数多くの国際映画祭で賞を受賞し、不動の人気と地位を築いています。また、2010年にフランスで、北野武が芸術文化勲章「コマンドール」を授与され、カルティエ現代美術財団で彼の展覧会が行われたことも記憶に新しいところです。それでは、なぜこれほどヨーロッパとりわけフランスで彼の映画は人気があるのでしょうか。この講座では、フランスの大学で北野武の映画に関する論文を多数執筆し、来日して6年となるフランス人男性講師が、映像を交えながら、その謎を解き明かしていきます。 (講義は日本語で行います)
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