「日本的面白コンテンツ」の開発をメインに「面白法人」を名乗る株式会社カヤックの代表取締役CEO柳澤大輔さん(45)。資本主義を肯定しながらその先にある、よりよい連携の形を模索して、コンテンツ制作から、まちの社員食堂、まちの保育園、鎌倉自宅葬儀社まで、人が生きる全般を地域とともに仕事にしている。6年前にカヤックをはじめ鎌倉に拠点を置くベンチャー企業の経営者が、鎌倉をもっと元気にすることを目的に地域団体「カマコン」を立ち上げた。現在参加者は約150人。月一回の定例会で、プロジェクトの提案と実現を話し合っている。カマコンを通じて、自分の住んでいる町の課題を「ジブンゴト(自分ごと)化」することこそが活動のコアポイント。今回は、鎌倉発の試みを通じて、地域で仕事をする人、暮らす人が「地域を愛する気持ち」と「面白いこと」を媒介に、幸せ度が上がる助け合い、補い合う仕組みを柳澤さんにお話しいただく。 |