講 師
三木 紀人
コード
19203
定 員
20名
回 数
全8回
日 程
2019/10/21、28 11/11、18、25 12/2、9、16
受講料
16,000円
(テキスト代別途)
時 間
月曜日 11:10〜12:40
「徒然草」第十九段は作品全体の特色をきわだったかたちで示し、成立事情をうかがわせるように思われる。今回は、この段を、前後の数章段と併せて読み、作者兼好が拓いた世界の特質とその背景を考えてみたい。第十九段は樋口一葉の作家としての出発に大きな刺激となったと思われるが、そのような話題にも触れる予定である。
テキスト/三木紀人『徒然草全訳注・一』(講談社学術文庫)
『徒然草全訳注・一』
(講談社学術文庫)
三木 紀人(みき すみと)
1935年、東京生まれ。東京大学卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。お茶の水女子大学教授、城西国際大学客員教授などを経て、現在、お茶の水女子大学名誉教授。専門は日本中世文学。主な著書に、新潮日本古典集成『方丈記・発心集』(新潮社)、『徒然草(全訳注)』全4巻(講談社学術文庫)、『鴨長明』(講談社学術文庫)など。