２００７年１０月６日午後２時より、ハンガリー文化センター設立記念コンサートを学校法人城西大学東京紀尾井町キャンパスホールにて開催しました。

開会にあたり、まずハンガリー文化センター代表を務めておられる日本ハンガリー友好協会理事長田中義具氏よりハンガリー文化センター設立の意義についてお話があり、ついで学校法人城西大学理事長水田宗子の代理として城西大学副学長森本雍憲氏、駐日ハンガリー共和国大使館のイシュトヴァーン・ぺロシャ（Dr.Istvan Perosa）臨時代理大使閣下より、ハンガリー・日本両国の友好関係の発展にそれぞれ力を尽くしていきましょうとのご挨拶がありました。

今回は、ハンガリーの首都ブダペストにあります世界的に有名なリスト音楽院に留学されたバイオリニストの萩原淑子さんとピアニストの和田さやかさんをお招きしました。お二人の演奏は、叙情的で、ときにやさしくときに激しくと感情をゆさぶるようなすばらしいもので、満員となった会場の観客は、ハンガリーの音楽と文化を充分に堪能しました。また、会場には、ＥＵ加盟諸国の外交官も、多数お見えになっておられました。

演奏終了後には、花束贈呈があり、城西大学現代政策学部の学生で、今年の夏ブダペスト商科大学で研修を終えて帰国したばかりの北島亮太さんと、城西国際大学で鴨長明を研究しているハンガリー共和国からの留学生ハラスティ・ジャネットさんが、笑顔とともにその大役を果たしました。

懇親会には、９月１９日に着任されたエルヌ－・ボハール（Erno Bohar）大使閣下もご出席され、田中代表の紹介に応じ、笑顔で皆さんの拍手にこたえられました。

続いて、学校法人城西大学水田宗子理事長から、今年１月にブダペスト商科大学と学術交流協定を締結したこと、９月には、城西大学・城西国際大学両大学であわせて３０名近い学生が同大学で学んだことなど、学校法人城西大学とハンガリーとのご縁が浅からぬものであることが語られ、今後さらに交流を深めるために大学としても支援をしていきたいとの挨拶がありました。また、このコンサートの企画を提案した岐阜県ハンガリー友好協会会長山田實紘氏は、リスト音楽院へ多数送り出しており、今後もいろいろと協同して盛上げていきたいと述べられました。

さらに、北海道大学スラブ研究センターの家田修教授が、ハンガリー語で乾杯の音頭をとられ、会場の皆さんと唱和し、和やかな楽しい乾杯となりました。

この懇親会で提供された赤、白、そしてハンガリー名物トカイワインは、すべてハンガリー大使館からこの会のためにいただいたものです。そして料理は、ＡＺグループ等が提供してくださり、参加者は、普段あまり口にすることのないパプリカの香り高く、美しいハンガリー料理の数々を大いに楽しみました。

ハンガリー文化センターを構成するすべての団体、企業、そしてハンガリー大使館が力を合わせてこのコンサートの運営に取り組み、そのプロセスの中で、信頼と理解が生まれたことは大変喜ばしいことでした。今後、ハンガリー文化センターが、ハンガリーと日本との交流活動の拠点となるための大きな意義を持ったコンサートとなりました。

記念コンサート関連資料

• プログラム（日本語）
• プログラム（英語）
• 楽曲紹介（日本語）
• 楽曲紹介（英語）