学校法人城西大学は、2011年7月22日、産学官協働事業や海外の大学との共同研究などの拠点となる「イノベーションセンター」を開設しました。それを記念して同日、東京紀尾井町キャンパスで「21世紀型イノベーションとは」をテーマにした講演会を開きました。

講演に先立ち水田宗子理事長が「城西大学・城西国際大学はイノベーションセンターを軸に21世紀型の大学として教育や研究に力を注ぎ、社会で活躍する人材をこれまで以上に育成したいと思います。社会に広く貢献する責任を果たしていくことが、イノベーションセンター設置の目的です」と挨拶されました。

最初に清成忠男イノベーションセンター顧問が「大学におけるイノベーションの役割と発展」と題した講演を行いました。「チームによってイノベーションが生じ、ひとつのイノベーションが新たなイノベーションを生むという普及過程と、社会的ニーズに合致した教育・研究が重要です」などと述べられました。

続いて土居征夫イノベーションセンター所長が、「21世紀型イノベーションへの条件」と題した講演を行いました。イノベーションセンターが今後取り組む課題として、①新しい地域福祉医療ネットワークの形成②グローバル人材の養成などを挙げ、本学でのイノベーション推進を表明しました。

学生や企業・大学関係者や政財官界などから約160人が来場し、会場の地下ホールは満員の盛況ぶりでした。社会的・経済的な新しい価値の創造を意味する「イノベーション」に対する関心の高さを物語っていました。