今号は戦中、戦後における世界観と女性像の変化に関する論考が中心となっております。

CONTENTS

Socialist Egalitarian Feminism in Early Postwar Japan:
Yamakawa Kikue and the “Democratization of Japan”
Ayala Klemperer-Markham and 0fra Goldstein-Gidoni

　　　　— 戦後初期の日本における社会主義的平等主義のフェミニズム：
　　　　　　日本の民主化と山川菊栄

Takamure Itsue's Revolt against the West during the Asia-Pacific War:
Japanese Antiquity and a Global Paradigm Shift
Yasuko Sato
　　　　— アジア･太平洋戦争における高群逸枝の西洋への反逆:
　　　　　　古代日本と世界的なパラダイム転換



“Menoto no sōshi”(A Tale of Two Nursemaids):
Teaching for the Women of High Society in the Medieval Period
Noriko T. Reider
　　　　— 「乳母の草子」—中世上流社会における女性教育についての一考察

At the Frontier of the Skin:
Rape and Body Politics in Imamura Shōhei's 1964 Intentions of Murder(Akai satsui)
Bianca Briciu
　　　　— 身体の辺境：
　　　　　　今村昌平の『赤い殺意』における身体の政治学

War on the Domestic Front:
Changing Ideals of Girlhood in Girls'Magazines,1937–45
Catherine Bae
　　　　— 戦時下少女雑誌における少女理想像の変化、1937-45

※U.S.─JAPAN WOMEN’S JOURNALは日米間を中心に他地域を加えたグローバルな視点に立ったジェンダー研究の学術交流、情報交換を目的に、女性、男性、家族、労働、社会問題、文化研究等についての論考を掲載する英文誌です。城西大学国際学術文化振興センター(JICPAS)が年に２冊刊行しております。
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