2013年6月21日（金）、イノベーションセンターと国際アドミニストレーション研究科の主催により、第2回イノベーション・マネジメント公開講座を行いました。共催の城西大学経営学部、城西国際大学大学院経営情報学研究科の学生も参加し、紀尾井町キャンパス、坂戸キャンパス、東金キャンパスをサテライトで結んでの公開講座となりました。

講師は三上忠夫　ヤマトホールディングス(株)グローバル事業戦略担当執行役員をお招きして「ヤマトグループのグローバル戦略全体と中国における取組について」というテーマで講演いただきました。
    イノベーションをテーマとして3部構成の内容で、第1部は、ヤマトグループの成長過程でのイノベーションの説明を通して、ヤマトグループ全体の紹介を行いました。1976年から、新しいビジネスモデルを掲げて、当時独占状態にあった国営の郵便局の市場に打って出て、サービス面での数々のイノベーションによって、全国津々浦々まで民間事業としての宅急便配送事業を展開した経緯を紹介されました。第2部は、グローバル戦略に触れ、その中で中国上海におけるヤマト独自のサービス展開（ラストワンマイルを大事にするOnly One サービス）、海外SDの育成方法等について話されました。第3部では東日本大震災の復興支援を通して、ヤマトグループ独自の強みを生かし、いち早くロジスティクスの構築を行った事や、独自の配分方式による被災者への寄付制度の確立など、イノベーションが行われていることを説明されました。

講演終了後には参加者から多くの質問があり、さらにその質疑応答の中でも大変貴重な情報をお話いただくなど、大変充実した時間となりました。