水田宗子理事長を団長とする学校法人城西大学瀋陽訪問団一行は、2013年9月14日に中国・東北大学にて丁 烈雲学長らと会見し、両学による共同学部の設立に関する覚書に調印しました。
日本の大学と海外の大学による共同学部設立は過去にもほとんど例のない画期的なことであり、国際学術交流の新たな展開として今後の展開がおおいに期待されます。
今回の覚書は、東北大学キャンパスに両学による共同学部（共同教育機構）「東北大学 国際文化創造学部（仮称）」を設置して、両学で工学、人文学、メディア学を核とする教育研究を推進することにより、グローバル社会で活躍できる人材を共同で育成することに合意したものです。
会見では、丁 烈雲学長をはじめ、姜 茂発副学長、呉 勁松学長補佐、于 福暁国際合作及び交流処処長、王 秋菊外国語学院副院長らの出席のもと、本学訪問団と共同学部の設立等に関して議論しました。
会見で水田理事長は「今年で90周年を迎える、伝統ある東北大学と共同学部の設立に合意でき、大変光栄です。共同学部では、両大学で力を合わせて言語・文化・メディアをコアに、クリエイティブなグローバル人材育成に取り組んでいきたい」と挨拶しました。丁学長も「自然・理工分野に強い東北大学と、人文分野に強い城西大学の互いの長所を活かした共同学部を設置することにより、クリエイティブ産業において先端的なテクノロジーを活用することのできる人材を育成したい」と述べました。
今回の合意に基づき、今後両学による設置準備委員会を設置して共同学部設置に向けて諸準備を開始し、中国政府教育部の許認可申請を行ない、早期の学部開設を目指します。
本学と東北大学は2010年8月に学術交流を締結し、以降さまざまなかたちで学生や教員の交流を積極的に行なってきました。そして、2010年には両大学と大連理工大学、大連外国語大学の連携による日中連携大学院博士課程を開設、本学での集中講義を含めてこれまでに多くの留学生が本学で学んできました。また、これらの活動を通じた両校の交流に対する水田理事長の貢献・実績が高く評価され、水田理事長が2012年9月に東北大学より名誉教授証書を贈られました。
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会見する水田理事長と丁学長 |
会見の様子 |
調印式を終えて
東北大学キャンパス
