2013年9月16日、中国・瀋陽を訪問中の水田宗子理事長は、瀋陽師範大学より名誉教授の称号を授与され、記念講演会を行いました。
本学と瀋陽師範大学は2011年10月に学術交流を締結し、以降さまざまなかたちで学生や教員の交流を積極的に検討してきました。そして、2013年9月の訪問で2＋2の日中教育共同プログラムの協定を締結し、今後の具体的な交流が期待されるところです。
また、本年4月に開設した本学東京紀尾井町キャンパス3号棟の化石ギャラリーにおいて、同大学の古生物博物館の協力により制作された全長8メートルの肉食恐竜の全身骨格の学術標本を設置し、古生物博物館 孫 革館長は本学水田記念博物館の顧問にも就任されています。
今回の名誉教授授与は、これらの活動を通じた両大学の交流に対する水田理事長の学術貢献・実績が高く評価されたもので、古生物博物館学術講演ホールで行われた授与式では、両大学の関係者が出席する中、瀋陽師範大学の林 群学長より名誉教授証書およびバッジが贈られました。
授与を受け、水田理事長は「このような栄えある名誉教授の称号を授与いただき、大変光栄です。今後も両大学の発展とグローバル人材の育成に貢献してまいります」と挨拶しました。
その後、今回の授与を記念して「人格形成と多文化共生教育・研究」と題した講演会が開催されました。講演会では、水田理事長が自らの海外留学や教員時代の体験も踏まえた異文化理解の必要性とその難しさ、21世紀型の大学教育における多文化共生教育・研究の重要性や推進する上での課題などについて話され、出席した両学関係者や大学院生ら約120人らは皆熱心に講演に聴き入っていました。
なお、今回の授与により、水田理事長がこれまで他学から受けた名誉学術称号は中国・華南師範大学名誉教授、韓国・東西大学名誉博士、ハンガリー共和国・セント・イシュトバーン大学名誉博士、中国・東北大学 名誉教授、ハンガリー・ブダペスト商科大学 特別栄誉教授、中国・大連理工大学 名誉教授に次ぐ7つ目となります。
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授与事由を説明する孫 革館長 |
林 群学長より名誉教授証書を授与される水田理事長 |
記念講演を行なう水田理事長
