学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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山形国際ドキュメンタリー映画祭東京イベント「ドキュメンタリー制作者のためのフェアユース」を開催

不要に著作権侵害をおそれたり見過ごしたりしないために、「フェアユース」を知ることを目的に学校法人城西大学 日本/アジア映像研究センターと山形国際ドキュメンタリー映画祭事務局が協力し、2013年10月18日午後6時30分よりシンポジウムを東京紀尾井町キャンパス3号棟にて開催しました。

はじめに、ゴードン・クイン氏(映画プロデューサー「フープ・ドリームズ」「スティービー」)が講演、インタビューした喫茶店で流れていた音楽は権利処理すべきか、原発推進のプロモーションビデオを使って政府政策を批判する映画は作れるのかなど具体的な事例を映像で示しながら、アメリカでドキュメンタリー制作者たちが法律家と編み上げ広めたフェアユース・ガイドラインの現状を説明しました。

その後、山上徹二郎氏(映画プロデューサー「エドワード・サイードOUT OF PLACE」)とジャン・ユンカーマン氏(映画監督「映画日本国憲法」)が加わり、会場と質疑応答をしつつ、それぞれの立場と意見を述べました。会場には、多くのドキュメンタリー映画監督や報道関係者がきており、実践的且つ幅広い論議がなされ、極めて有意義な時間となりました。まだ、日本においては、フェアユースの考え方や運用は端緒についたばかりで、今後本学のセンターも中心となって、推進していければと考えています。

オープニング:マーク・ノーネス教授と山形国際ドキュメンタリー映画祭藤岡さん

オープニング:マーク・ノーネス教授と山形国際ドキュメンタリー映画祭藤岡さん

フェアユースの現状を語るゴードン・クイン監督

フェアユースの現状を語るゴードン・クイン監督

左から、意見を述べるジャン・ユンカーマン氏、ゴードン・クイン氏、山形徹二郎氏

左から意見を述べるジャン・ユンカーマン氏、ゴードン・クイン氏、山形徹二郎氏


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