学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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チェコ共和国産業貿易省大臣が来学、講演しました

2014年11月13日、チェコ共和国のヤン・ムラーデク産業貿易省大臣が東京紀尾井町キャンパスを訪問され、講演と学生たちとの交流が行われました。ムラーデク大臣は、プラハ経済大学で経済学、カレル大学で数学を学ばれ、チェコ応用経済学研究所所長やチェコ財務省第一副大臣、チェコ農業省大臣などを歴任して今年から産業貿易省の大臣を務めておられます。

本学は、グローバル人材の育成に向けた国際交流活動を掲げて世界のさまざま大学と国際交流を進めるなか、特にハンガリー、ポーランド、チェコ、スロバキアのヴィシェグラード4カ国(V4)を構成する中欧諸国の大学に関して、学生交流および人材育成に積極的に取り組んできました。こうした取り組みを一層進めるため、昨年11月には法人本部に中欧研究所を設けました。

チェコでは、プラハ経済大学やカレル大学、マサリク大学の3大学と学術交流協定を締結し、経営する城西国際大学で昨年から、また城西大学では今年からチェコの留学生を受け入れています。こうした取り組みが評価され、来日したムラーデク大臣の本学訪問が実現しました。
  チェコやハンガリーからの留学生や両大学の日本人学生の出迎えを受けたムラーデク大臣やトマーシュ・ドゥプ駐日大使ら一行は、水田宗子理事長や森本雍憲・城西大学学長、柳澤伯夫・城西国際大学学長ら大学関係者とお会いになりました。水田理事長は「ご多忙中、訪問いただき光栄に思います。講演は、学生たちがチェコの状況を学ぶ貴重な経験となります」と挨拶しました。これに対し、ムラーデク大臣は「こうした機会を与えていただいて感謝しています」と述べられました。この後、チェコからの3人の留学生と、今年、城西大学の職員となった元留学生の計4人が歓迎の挨拶をしました。

関係者による記念撮影

関係者による記念撮影

ムラーデク大臣は「チェコ共和国と日本」をテーマに講演をされました。チェコはEUのコアメンバーで、日本がEU市場に進出するための有望な入り口になる、などと強調されました。質疑応答では、留学生と大学院生から質問があり、ムラーデク大臣は丁寧に答えられていました。最後にチェコ語を学ぶ城西国際大学国際人文学部国際交流学科2年、増本稔さんがチェコ語で講演のお礼をムラーデク大臣に伝えると、ムラーデク大臣は笑顔で応えられました。また、講演会には大鷹正・元チェコ大使と大鷹節子・日本チェコ友好協会名誉会長のご夫妻も参加され、熱心に耳を傾けておられました。

講演するムラーデク大臣

講演するムラーデク大臣

講演会後は、ムラーデク大臣の強い希望で学生との交流の場が設けられました。スケジュールの制約で約20分という短い時間でしたが、チェコ語を学ぶ学生、チェコやV4からの約30人の留学生ら一人ひとりと会話をされました。学生や教職員の拍手に送られた一行は口々に感謝の言葉を述べて本学を後にされました。

ムラーデク大臣と学生たちの交流

ムラーデク大臣と学生たちの交流

ムラーデク大臣のご訪問を契機として今後、チェコの大学との一層の交流推進が期待されます。


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