学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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学校法人城西大学創立50周年記念特別講演会・
ラーシュ・ヴァリエ氏による「世界の中の俳句」を開催しました

2015年3月27日、学校法人城西大学(水田宗子理事長)は創立50周年を記念して前駐日スウェーデン大使、ラーシュ・ヴァリエ(Lars Vargö)氏の特別講演会「「世界の中の俳句」を東京紀尾井町キャンパス3号棟で開催しました。

ヴァリエ氏は、スウェーデンのウプサラ大学(Uppsala University)東洋学科を卒業。駐日スウェーデン大使館勤務時に京都大学文学部国史学科で学びました。ストックホルム大学から日本古代史の研究により博士号を取得。その後、駐韓スウェーデン大使を経て2011年から2014年まで駐日スウェーデン大使を務め、14年に日本国の旭日大綬章を受章されました。日本文学の翻訳のほか、句集など多数を出版され、退官後は城西国際大の特任教授に就任いただきました。

講演に先立ち、日本スウェーデン協会の会長を昨年から務める水田理事長は挨拶で「日本と東アジアの文化を世界に広めていただいた」とヴァリエ氏を称えました。ヴァリエ氏は日本語で行われたこの日の講演で、イギリスの文学者で日本文化研究者のレジナルド・ホーラス・ブライス(Reginald Horace Blyth 、1898~1964年)に代表される、日本の俳句や川柳を西洋に紹介した多くの文学者を紹介したうえで、「西洋の詩の中にも俳句の雰囲気を見つけることができる」などと例を挙げて説明されました。また、さまざまな西洋の文学者や子どもたちの句を紹介し、「西洋の学校でも俳句を教えているが、子どもたちの句の中に俳諧のスピリッツやユーモアを感じることができる」と結ばれました。

講演会には両大学の教職員や国際俳句交流協会の会員の皆さん、エクステンション受講者の皆さんら約100人が参加。興味あふれるヴァリエ氏のお話に耳を傾けました。
  なお、詩人でもある水田理事長は2013年12月、スウェーデン政府より生命の尊厳を表現する東アジアの詩人に贈られるチカダ賞を受賞しました。受賞を記念して2014年6月、ヴァリエ氏や国際俳句交流協会の有馬朗人会長も参加した国際シンポジウム「生命の尊厳を表現すること」を開催しました。その模様は『チカダ賞受賞記念国際シンポジウム:生命の尊厳を表現すること』(学校法人城西大学出版会、2015年1月刊行)に収録されています。

講演するラーシュ・ヴァリエ氏

講演するラーシュ・ヴァリエ氏

約100人が興味深いお話に耳を傾けました

約100人が興味深いお話に耳を傾けました


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