学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

NEWS

学校法人城西大学創立50周年記念 水田三喜男記念「グローバル・レクチャー」シリーズ・「米倉弘昌氏による講演会による講演会」を開催

2015年10月1日、学校法人城西大学(水田宗子理事長)は創立50周年を記念し、本学理事会顧問で日本経済団体連合会名誉会長の米倉弘昌・住友化学相談役を招いた講演会「民間の力で日本経済の再生・復活を~世界の中で成長し続ける」を、東京紀尾井町キャンパス1号棟で開催しました。講演会を記念し、本学は米倉弘昌氏に名誉博士号を授与しました。

本学は50周年記念事業の一環として、内外から世界的に影響力のある方、優れた研究業績を残された方などを招いてグローバル人材の育成に資することを目的とする水田三喜男記念「グローバル・レクチャー」シリーズを展開しています。米倉氏は、5月21日の元マレーシア首相のマハティール・ビン・モハンマド( Mahathir bin Mohamad)氏▽6月13日の米ハーバード大学名誉教授のエズラ・F・ヴォーゲル(Ezra F. Vogel)氏▽7月9日のノーベル物理学賞受賞者の小林誠氏▽7月10日のスタジオジブリ代表取締役プロデューサー、鈴木敏夫氏――に次いで5人目の登壇となりました。

米倉氏は1937年、兵庫県神戸市生まれ。1960年、住友化学工業(現住友化学)入社。1965年、米デューク大学経済学博士課程修了。2000年、住友化学代表取締役社長就任。2009年、同会長に就任し、2010年から4年間、第12代の日本経団連の会長を務められました。

名誉博士号授与の前に挨拶する水田理事長

名誉博士号授与の前に挨拶する水田理事長

名誉博士号授与に先立ち、水田理事長は挨拶で、ハンガリー大使館内に設立されたハンガリー文化センターや本学の日中連携大学院、アイルランドのリムリック大学との学術交流協定などを挙げ、「グローバル教育に力を入れている城西大学にとって、かけがえのない支援をいただいた。心から感謝の意を込めて名誉博士号を差し上げさせていただきたい」と述べました。

名誉博士号を受けた米倉氏(右から2人目)

名誉博士号を受けた米倉氏(右から2人目)













講演する米倉氏

講演する米倉氏

米倉氏は講演の冒頭、「名誉博士号を頂戴してまことに光栄に存じます」と述べた後、1950年代の石油化学の国産化に通産大臣として尽力した水田三喜男・創立者に言及して「水田先生の多大な功績に深い敬意と感謝の意を表します」と語られました。その上で、「日本経済の再生と持続的な成長を実現していくためには、イノベーションの加速と海外の活力を取り込むことが必要」と指摘し、「国を挙げての取り組みが、日本経済の本格的な復活につながるかどうか、成否のカギを握るのは、我が国の人材の力」と述べ、人材育成の必要性を強調されました。最後に米倉氏は、ホールや大教室で聴講する約250人の本学生に向けて「皆さんには、高い志をもって、失敗を恐れず、色々なことに挑戦し、自分自身を磨いていただきたい」と呼びかけになりました。

学生の質問にも丁寧に答えていただきました

学生の質問にも丁寧に
答えていただきました

米倉氏は、「日本のイノベーションの課題は」「環境問題での日中間の連携の可能性は」との学生や留学生の質問にも丁寧にお答えになり、講演会後のレセプションでは留学生の求めに応じて一人ひとりに名刺を渡すなどして歓談のひと時を過ごされました。

留学生とも歓談いただきました

留学生とも歓談いただきました


ページトップへ