学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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学校法人城西大学創立50周年記念 水田三喜男記念「グローバル・レクチャー」シリーズ・南カリフォルニア大学 Dr. Elizabeth M. Daley 先生による講演会を開催しました

2015年12月4日、学校法人城西大学(水田宗子理事長)は、米国・南カリフォルニア大学映画テレビ学部のエリザベス・M・デイリー(Elizabeth M. Daley)学部長を招いた講演会を、東京紀尾井町キャンパス1号棟ホールで開催しました。映画関係者や教職員、城西国際大学メディア学部の学生ら約160人が、メディア学や映画の将来などについてのデイリー氏の貴重なお話に耳を傾けました。

本学は50周年記念事業の一環として、内外から世界的に影響力のある方、優れた研究業績を残された方などを招いてグローバル人材の育成に資することを目的とする水田三喜男記念「グローバル・レクチャー」シリーズを展開しています。これまで、5月21日の元マレーシア首相のマハティール・ビン・モハンマド( Mahathir bin Mohamad)氏▽6月13日の米ハーバード大学名誉教授のエズラ・F・ヴォーゲル(Ezra F. Vogel)氏▽7月9日のノーベル物理学賞受賞者の小林誠氏▽7月10日のスタジオジブリ代表取締役プロデューサー、鈴木敏夫氏▽10月1日の日本経済団体連合会名誉会長の米倉昌弘氏▽11月21日の国際浮世絵学会会長の小林忠氏――の講演会を開催しました。デイリー氏は7人目の登壇となりました。

デイリー氏は1991年、南カリフォルニア大学映画テレビ学部学部長に就任以来、アニメーション・デジタルアート・メディア関連の3学科の新設、ロバート・ゼメキス・センターの創設など、全米ならびに世界をリードする同学部を主導してきました。また、ロサンゼルスを中心とするエンターテイメント業界においても、プロデューサー・研究者として多大な貢献を果たし、全米監督協会の会員でもあります。

講演に先立ち、水田理事長は挨拶で「南カ大はメディア学の中ではナンバーワンの大学で、デイリー氏はそのリーダーの役割を果たしている。将来、どうメディア学を発展させていくか、今回の講演は重要なチャンスになる」と述べました。

挨拶する水田理事長

挨拶する水田理事長

講演するデイリー氏

講演するデイリー氏

デイリー氏は「An Argument for the Cinematic Arts in a 21st Century University」と題した講演で、「我々の学部はうさんくさいと思われていたが、今日では変わってきた」と学部の歩みに触れた後、「映画、テレビ、ニューメディアとメディアが我々の生活に与える影響は非常に大きい。それを学ぶメディア学は、人文科学の中心的な役割を果たすべきだ」と強調。また、様々な著名な映画を挙げ、「映画は私たちの時代の文学である」とも述べました。最後に本学のメディア学部に言及し、「アジア、日本で唯一の場所だ。一緒にこの道(メディア学)を続けていきたいと思う」と結びました。



学生たちからの「業界の将来に不安がある」などとの質問に対し、デイリー氏は「映画、テレビ、アニメ、ニューメディアと仕事のチャンスは無限にある。リスクはあるが、やりたいのならやるべきだ。コンテンツによって見せる場所はそれぞれ違う。将来に悲観していない」などと述べて学生を激励。大きな拍手を受けました。

学生の質問に答えるデイリー氏

学生の質問に答えるデイリー氏

学生代表による花束贈呈

学生代表による花束贈呈

レセプションで留学生らと歓談

レセプションで留学生らと歓談


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