水田宗子理事長を団長とする学校法人城西大学一行（北村幸久理事長室室長、杉林堅次城西大学副学長、城西国際大学副学長、JIU教員田原先生）は、2015年12月22日から24日まで、北京大学、清華大学、北京師範大学と首都師範大学を訪問しました。
　 2015年に出版された水田宗子教授の『モダニズムと〈戦後女性詩〉の展開』（思潮社　2012）の中国版が、北京大学出版社より出版されたことを記念し、首都師範大学と北京大学においでなされ、講演会とパネル・ディスカッションに招待されました。
　 23に日首都師範大学、北京大学講演会とパネル・ディスカッションに参加しました。

【訪問詳細】
12月22日

北京大学	訪問	吴  志攀　常務副学長 李　岩松　副学長
北京師範大学	面会	張　清華　国際創作センター長

22日15時に北京大学の吴 志攀副学長、李 岩松副学長と面談、今回北京大学出版会から中国語訳が出版された『モダニズム戦後女性詩の展開』を中心に本学と北京大学の今後の具体的な交流について懇談がなされました。

その後、北京師範大学国際創作センター長張清華教授をはじめとする北京師範大学の皆さま方と一昨年以来再会し、北京師範大学国際創作センターと本学国際現代詩センターの協力に関する覚書を調印しました。
　 また、今回、同センター所属の莫言教授が残念ながら出席できなかったことに言及され、今後、城西国際大学国際現代詩センターとの協同プロジェクトを詩・批評・文学の面から、企画推進しようと約束がなされました。

12月23日
午前中：

首都師範大学	講演会	孫  暁娅   教授 趙　敏俐　中国詩歌研究センター長
北京大学	パネル・ディスカッション	黄　怒波　国際現代詩創作センター副所長 謝　冕　　 北京大学中国詩歌研究員
清華大学	訪問	薛　其坤　副学長

23日10時より、首都師範大学において『モダニズムと＜戦後女性詩＞の展開』の中国語出版を記念し、水田宗子教授による女性詩に関する評論についての講演会が開催されました。
　 北島先生や西川先生をはじめとする中国を代表する作家、詩人、学生たちが集まり、水田教授の講演に深く耳を傾けました。講演会においては、まだ中国では女性詩、フェミニズム批評という分野がこれからということもあり、非常に活発な質疑応答がなされました。その後、水田理事長は、趙敏俐センター長と首都師範大学新詩学院中国詩歌研究センターと本学国際現代詩センターの協力に関する覚書に調印をいたしました。

引き続いて14時より、北京大学において同じく『モダニズムと＜戦後女性詩＞の展開』の中国語訳の出版を記念し、“モダニズム”をテーマにしたパネル・ディスカッションが開催されました。これには、中国を代表とする詩人、作家の皆さん方がパネルとして約20名が登壇しました。それぞれに“モダニズム”ならびに本に言及した発表がなされ、非常に刺激的なパネル・ディスカッションとなりました。通訳は、中国国際放送局の記者でアナウンサーも務める王小燕が、広く広報にものりました。
　 会の終了後、北京大学のご案内で、国際現代詩創作センターの書院造りの見学をいたした後、水田理事長に北京大学中国詩歌研究院の研究員の任命書が謝冕教授より手渡されました。また水田理事長と黄怒波センター副所長により、北京大学国際現代詩創作センターと本学国際現代詩センターの協力に関する覚書も調印しました。

また、一方で、23日14時、北村幸久先生と杉林堅次先生は、清華大学を訪問し、薛 其坤副学長や国際教育センターのみなさんに歓迎いただきました。また、同大社会科学院 栭 舟見所長、張 成崗副院長等と具体的協議を行うこととし、本学との今後の国際交流のあり方について親しく懇談しました。

今回の訪問において、北京大学、清華大学、首都師範大学、北京師範大学との具体的な交流の推進がなさたことで、北京地域における大学間交流が大きく発展しました。