学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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第1回「アイリッシュカフェ」を開催しました

2016年6月24日、学校法人城西大学は東京紀尾井町キャンパス3号棟の国際会議室で、元神戸大学教授の風呂本武敏氏を招いて第1回「アイリッシュカフェ」を開催しました。昨年3月、日本経団連名誉会長の米倉弘昌氏とアイルランド大使館のご支援を得て、本学とアイルランドのリムリック大学との交流がスタート。今年から両学による研修プログラムが始まっています。今回のアイリッシュカフェはそれを記念したものです。お越しいただいた米倉氏をはじめ、留学生や日本人学生、教職員ら約120人が耳を傾けました。

風呂本氏は1958年、京都大学文学部卒。神戸大学や愛知学院大学の教授を歴任。国際アイルランド文学協会の日本支部会長もお務めになりました。著書に「見えないものを見る力」「半歩の文化論」などがあります。

講演に先立ち、水田宗子理事長が「風呂本先生は、大変ご高名な英文学者であり、アイルランド研究の第一人者です。本日の講演は私たちをアイルランド好きにさせてくれるのではないかと思います」と挨拶しました。
  風呂本氏は「アイルランドからのメッセージ」と題した講演でアイルランドの歴史と日本のアイルランド研究の歩みを紹介した後、環状列石などの石文化、輪廻転生や変身譚などの思想に見られる日本文化との類似性にも言及しました。

最後に、風呂本氏は北アイルランドとの紛争にも触れ、「紛争の中でよく言われたのが、『多様性を持った統一性』ということ。少数意見を尊重して多様な意見を持つことが自分たちのメリットになることにアイルランドは気がついた。これが、アイルランドが発している非常な大きなメッセージだと思う」と指摘。「コンパクトな人口と地域の中で、人々は延々と連なる文化を共有している。アイルランドはそういうサンプルを今日の我々にも提供している」と述べました。
  質疑応答では、最近のアイルランド経済に関する学生の質問に、米倉氏がお答えになる場面もありました。

講演する風呂本氏

講演する風呂本氏

約120人が聴き入りました

約120人が聴き入りました

留学生から花束のプレゼント

留学生から花束のプレゼント


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