学校法人 城西大学 Josai University Educational Corporation

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水田三喜男記念館・新薬学部棟竣工式を執り行いました

学校法人城西大学が創立50周年記念事業として城西大学坂戸キャンパス(埼玉県坂戸市)で建設を進めてきた水田三喜男記念館と新薬学部棟が完成。2017年3月28日、竣工式を執り行いました。竣工式には近隣自治体の首長や議長、設計監理、施工会社関係者、地域の方々、教職員、学生ら約400人が参加、完成を祝いました。

創立者の名前を冠した水田三喜男記念館は、坂戸キャンパスのシンボルである“城西の森”の麓に位置し、優雅なアーチを描く屋根は丘の地形をなぞるような形となっています。地上2階建て約1800m2。講堂、多目的スペース、ファウンダーズルームなどを備え、ファウンダーズルームでは日本の戦後史とともに歩んできた創立者・水田三喜男の生涯と大学の歴史を、勲一等旭日大綬章や各国からの勲章、執務机、大礼服など約100点のゆかりの品々や写真、映像で再現しています。
  また、新薬学部棟は地上9階地下1階の約1万2000m2。キャンパス南東端に位置し、キャンパスの目印、ゲートウェイとしても機能します。教室や研究室、教職員のオフィスなどを備え、研究室フロアでは、研究室間の壁を設けず、学生・教員の交流を促進する斬新なつくりとなっています。

この日は神事の後、水田三喜男記念館の前でテープカットが行われました。施主である小野元之理事長代理は挨拶で「城西大学の新しいスタートを切るのにふさわしい素晴らしい天気の下、水田三喜男記念館と新しい城西大学のシンボルとなるような薬学部棟の竣工を迎えることが出来ました。この記念館で創立者の業績を偲び、その功績を称えてまいりたい」と述べました。小野理事長代理、白幡晶学長、城西国際大学の柳澤伯夫学長、石川清坂戸市長、水田宗子理事らがテープカットした後、それぞれの建物の内覧に移りました。

直会では、小野理事長代理に続いて水田理事が挨拶で「50周年を終え、これからまた新しい一歩になります。これからも城西の発展を見守っていただきたいと思います。皆さまのおかげで、素晴らしいものを造っていただき、創立者もさぞ喜んでいると思います」と述べました。引き続き、白幡学長が「(この二つの)美しい建物をつかって学生主体の教育を実現することと、地域社会に貢献することに全学挙げて取り組んでいく所存です」と述べて、乾杯の音頭を取りました。

この後、設計監理者である建築家の阿部仁史・阿部仁史アトリエ代表取締役と山本茂義・久米設計取締役常務執行役員、施工者の浦進悟・大林組専務執行役員東京本店長から挨拶をいただきました。阿部氏は「新薬学部棟は今後、キャンパスが広がっていくうえでの一つのデザインの道しるべのようなものになればと思っています」と語り、「ローカルとグローバルをどう結んでいくかが、どの大学にとっても大きな課題。記念館は大学と地域、国際的な活動を繋ぐプラットフォームとして大きく役立つだろうと期待しています」と結びました。また、多くの来賓の方々の中から、藤縄善朗・鶴ヶ島市長、石井寛・坂戸市議会議長、古川浩一・千葉県東金市副市長からお祝いの言葉をいただきました。
  最後に3月をもって退任した柳澤学長が「50周年記念事業を飛躍台にして、これからの50年、教職員の皆さま、本日ご参列の皆さま方によって気持ちの込めたご協力、ご指導をお願いしたい」と手締めの挨拶をしました。

一方、竣工式に合わせて、水田美術館では、長く城西大学の専務理事を務め創立者を支えてこられた洋画家の橋本博英氏(1933~2000)の展覧会を開催しています。確かなデッサン力を基に色彩の対比調和と秩序立てた構図で、対象を画面の中に再構築させる絵画表現を開拓し続けました。今回の展覧会では、学校法人が所蔵・管理する作品と個人所蔵の作品合わせて36点を前期(5月2日まで)と後期(5月9日~6月17日)に分けて紹介します。

テープカットを前に挨拶する小野理事長代理

テープカットを前に挨拶する小野理事長代理

テープカットする小野理事長代理や白幡学長ら

テープカットする小野理事長代理や白幡学長ら

ファウンダーズルームを内覧する参加者

ファウンダーズルームを内覧する参加者

新薬学部棟実習室を内覧する参加者

新薬学部棟実習室を内覧する参加者

直会で挨拶する水田理事

直会で挨拶する水田理事

乾杯の挨拶をする白幡学長

乾杯の挨拶をする白幡学長

挨拶する阿部氏

挨拶する阿部氏

開催中の橋本博英展

開催中の橋本博英展


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