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「第4回 中欧/日本 学生会議」を開催しました

2018年2月10日、東京紀尾井町キャンパス3号棟の国際会議場において「第4回 中欧/日本 (Central Europe/Japan) 学生会議」が学校法人城西大学中欧研究所の主催、フリードリヒ・エーベルト財団の共催により開催されました。今回のメインテーマは「格差社会の拡大と学生生活への影響」(“Growing disparities in wealth and income in industrialized societies: life and work challenges for students”) 。この会議のために欧州から来日した学生と城西大学、城西国際大学の学生、留学生が、「不平等なスタートー生い立ちが学生の選択肢に与える影響」▼「教育の機会均等ー夢と現実」▼「格差社会の諸相」のテーマについてそれぞれ発表し、話し合いました。

冒頭、パラノビチ・ノルバート駐日ハンガリー大使が「教育は、出身がどこの国かにかかわらず、さまざまな機会を与えてくれる。会議で議論を深めてほしい」とあいさつ。共催のフリードリヒ・エーベルト財団は、ドイツの非営利財団で、教育・研究・国際協力を通して公共政策の発展に努めている。その日本代表のスヴェン・サーラ上智大学教授は「『社会的格差』は、若い人たちにとって切実な問題だ。国際交流のうえでもこうした会議が開かれるのは意義深い」と述べました。

このあとパネルディスカッションに移り、ドイツ・ケルン大学、チェコ・プラハ経済大学、スロバキア・コメニウス大学、ハンガリー・ペーチ大学、ポーランド・ワルシャワ大学の学生や中欧からの留学生、本学の学生らが、それぞれのテーマ毎に意見発表を行いました。

会議では「高学歴社会において、正規の教育のほかに語学やIT関連などのスキルや資格を得るための付随的なトレーニングが必要で、そこに多額の教育費が追加される」というドイツの例や「大学生の4人のうち3人が学費・生活費をねん出するためアルバイトをしなければならず、学業の支障になっている」という日本の大学生の実態が報告されました。

「格差社会の拡大と学生生活への影響」について報告する参加学生

「格差社会の拡大と学生生活への影響」について
報告する参加学生

城西国際大学の看護学部の学生が「格差社会の諸相」についてを報告

城西国際大学の看護学部の学生が
「格差社会の諸相」についてを報告

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