学校法人城西大学は、1965年(昭和40年)に城西大学を、1983年(昭和58年)には城西大学女子短期大学部を、そして1992年(平成4年)には城西国際大学を開学し、以来、創立者・水田三喜男の「学問による人間形成」という建学の精神のもと、豊かな人間性に根ざした、社会に有用な人材の育成を教育の目的として、その成果を積み重ねてまいりました。 本年、学校法人城西大学は創立60周年を迎え、新たな節目として、次代に向けた歩みをさらに加速させております。
城西大学では、経済学部、経営学部、理学部、薬学部、現代政策学部に加え、東京紀尾井町キャンパスに理学部情報数理学科を開設し、社会の高度情報化に対応するデータサイエンス分野の教育・研究にも積極的に取り組んでおります。さらに、坂戸キャンパスには23号館(JOSAI HUB)を建設し、JOSAI SQUAREの整備とあわせて、教育・研究・キャンパス環境のいっそうの充実を図っております。 城西国際大学においても、国際人文学部、経営情報学部、福祉総合学部、メディア学部、観光学部、薬学部を設置しており、大学院研究科とあわせて、変化する時代の要請に応える総合大学として、着実にその歩みを進めております。
また、外国人への日本語・日本文化教育を行う別科のほか、地域社会とのつながりを重視した市民未来大学など、多様な教育活動にも継続して取り組んでおります。 東京紀尾井町キャンパスにおける教育・研究活動も着実に展開されており、現在は同キャンパス5号棟の建て替えを予定するなど、施設面の整備にも力を注いでおります。3キャンパスの連携、ならびに海外の姉妹校との協同活動を通じて、学生および教職員の学びと交流の場は、今後ますます広がっていくことが期待されます。
現在、両大学の卒業生は約13万人に達し、多くの分野においてリーダーシップを発揮し、社会のさまざまな場面で活躍しています。 このような困難な環境のなかで、創立者の理想と理念を受け継ぎつつ、城西大学および城西国際大学が力強く次なる歩みを進めていくためには、経営基盤のさらなる強化が不可欠です。とりわけ、教育活動の持続的な充実と発展を図るためには、奨学基金の拡充をはじめとする支援体制の整備が重要な課題となっております。
そこで、学校法人城西大学では、広く皆様のご理解とご支援を賜るため、2007年に学校法人城西大学維持協力会を発足させました。 私たちは今後も、教育事業収入の拡大と安定化に努めるとともに、国の私学助成金や各種研究助成金、さらには各方面からのご寄付などの獲得にも尽力してまいります。 しかしながら、真に健全な大学財政を確立するためには、本学の教育理念に共感し、その歩みにお力添えいただける皆様のご支援が、何よりも欠かせません。 どうかこの趣意にご理解とご賛同を賜り、「学校法人城西大学維持協力会」にご加入くださいまして、会員として末永くご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2025年4月学校法人城西大学維持協力会 | |
会長 | 水 田 博 久 |